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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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人間の一生について人間の誕生から死に至るまで心身の発達について正しく理解し、発達と環境との相互作用について考察できるようにします。具体的には、発達の概念、発達の原理、さらに、個人差、遺伝と環境について学びます。乳児期、幼児期、児童期、青年期、成人期、老人期それぞれの特徴について、具体的な事例をもとにして学んでいきます。さらに、学校・家庭・社会の役割について考えます。 この授業は講義だけではなく、グループ活動によって理解を深め、プレゼンテーションとディスカッションを行います。また、学修ポートフォリオを作成し、学修の省察を行います。
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授業の到達目標 |
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生徒たちの学校生活での支援を学ぶために、発達心理学について基本的事項の理解を深めます。特に、論理的思考力を高めます。 1.私(学生)は、誕生から幼児期までの心身の発達について正しく説明できます。 2.私(学生)は、青年期と成人期、老人期の心身の発達について正しく説明できます。 3.私(学生)は、発達と環境との相互作用について説明できます。 4.私(学生)は、発達の最近接領域について説明と具体的事例について説明できます。 5.私(学生)は、家族や教師の教育的な役割について考察できます。
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成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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授業中のレポート(20%)と学修ポートフォリオとリポート(50%)と最終試験(30%)によって総合的に評価します。 レポートとポートフォリオはコメントをつけて返却し、解説をします。 筆記試験については、LMSに解説をします。
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教科書・参考書 |
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教科書 『子どもとむかいあうための教育心理学概論』会田・内野・横山著 ミネルヴァ書房 ISBN-10: 4623026442 ISBN-13: 978-4623026449 参考書 夜と霧 (新版)ヴィクトール・E・フランクル みすず書房 ISBN-10: 4622039702 ISBN-13: 978-4622039709 ことばと思考 今井むつみ 岩波新書 ISBN-10: 4004312787 ISBN-13: 978-4004312789 その他に、資料提供についてはLMSを利用します。
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準備学修の内容・必要な時間 |
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【事前学修】 1年生で学習した教育心学の内容を復習しておきます(6時間)。 第2回~第14回 教科書の次回の授業範囲と教材を読み、事前課題に取り組みます(各30分程度)。 事前課題は、授業中に提示し、LMSに掲載します。 参考図書を読んでリポートを作成します。(8時間)。 【事後学修】 第2回~第14回 教科書の次回の授業範囲と教材を読み、事後課題に取り組みます(各1時間程度)。 事後課題は、授業中に提示し、LMSに掲載します。
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その他履修上の注意事項 |
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教職課程履修者のための授業です。教育実習の要件になっていますので、必ず履修してください。 LMSを使用します。
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授業内容 |
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【第1回】 | 本講の授業の目標、授業計画 学修ポートフォリオ作成の説明を行います。 発達の概念について学びます。 | 【第2回】 | 発達の遺伝要因と環境との相互作用についてビデオをもとにして学びます。 | 【第3回】 | 青年期のアイデンティティについて学びます。 | 【第4回】 | 青年期のキャリア発達について資料を読んで学びます。 | 【第5回】 | 資料を基にして胎児期の特徴と養育者の役割の重要性を学びます。 | 【第6回】 | 乳児期の身体発達と運動発達について学びます。 | 【第7回】 | 幼児期の認知の発達の特徴について学びます。 | 【第8回】 | 児童期のことばの発達とその重要性について学びます。 | 【第9回】 | 児童期の思考の発達と、さらにことばの発達との関連性を学びます。 さらに、発達の最近接領域と具体的事例について学びます。 | 【第10回】 | 幼児期・児童期の社会性の発達の発達について学びます。 | 【第11回】 | 青年期の抽象的思考について具体的事例をもとにして学びます。
| 【第12回】 | 障害のある児童・生徒についてその特徴を学びます。 | 【第13回】 | 成人期の性役割と社会的役割の重要性を学びます。 | 【第14回】 | 老人期の特徴と生きがいについて学びます。 | 【第15回】 | 試験とまとめ 授業で学んだことをコンセプトマップで可視化し、ポートフォリオを作成します。さらに、授業全体を振り返り、授業のまとめを行います。 |
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