Web Syllabus(講義概要)

2019年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
内科学1(Internal Medicine 1) 井原 正博
3年 前期 専門基礎分野必修 2単位
【柔整・前期】 19-1-0653-4264

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

(1) 内科領域の診断学及び代表的疾患について、病因・病態、症状、検査所見、治療法・予後を系統的に講義します。
(2) 骨折の病態に影響を与えるような疾患(骨粗鬆症や白血病を含む悪性腫瘍など)については、柔道整復師にとって重要なので、しっかり学習しましょう。
(3)4年次柔道整復師国家試験にむけ過去の内科学の10年分の問題はすべて回答できるようにしましょう。
ディプロマポリシーに沿って柔道せい復学の関連領域における基本的科学的知識を獲得し、将来国民の健康に貢献する高い意欲をもって臨んでください。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は医師として医療の実務に携わり、授業では医療現場での実例や実体験の課題などを題材とした講義を行います。

2.
授業の到達目標

1.内科的診断方法につき方法別にそのポイントが列挙できるようにしましょう。
2.代表的な内科的疾患を、主要臓器別に列挙できる。2.これら内科的疾患の病態生理、診断、治療方法を説明することができるようにしましょう。
3.現代医療における主要な課題について説明できるようにしましょう。
4.すでに履修した国家試験内容に沿った出題形式や問題内容を理解し正解を導く事ができるようにしましょう。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

定期試験(80%)および前回の講義内容の小テストを毎回授業ごとに行い(20%)その結果により評価します。
小テストの正解を毎回提示解説します。

4.
教科書・参考書

(1) 全国柔道整復学校協会監修、奈良信夫・吉澤靖之・椎名晋一著“一般臨床医学(改訂第3版)“(医歯薬出版)(2) パワーポイントを用いて教科書に沿って解説します。(3) 世界的に有名な医学テキスト(The Merck Manual)の日本語訳が無料で閲覧できます:http://merckmanual.jp/mmpej/index.htmlX線画像等も無料で見ることができますので、ぜひ利用して下さい。

5.
準備学修の内容・必要な時間

(1)解剖学、生理学、病理学の理解が本科目習得の前提になります。関連する既習事項の知識を事前に確認しておいて下さい。(2) 復習が重要です。ノートは講義、スライドを書き写すのではなく、自分の言葉で噛みこなして記載しましょう。その上で復習は、ノートを整理し直しながら、テキストを確認して下さい。
予習:講義の範囲の教科書を用いて1.5時間程度の予習を行って下さい。
復習:小テストにおいて不正解や授業内容に疑問、理解不足な点につき教科書を用いて1.5時間程度調べましょう。

6.
その他履修上の注意事項

単純な骨折と思っていたら、背景に重大な悪性腫瘍が存在していた、という様な事態は、現場では決して稀なことではありません。将来の医療従事者として、緊張感を持って講義に臨まれることを期待します。

7.
授業内容

【第1回】
医療面接・視診の方法について学びます。教科書 p8-16までを予習しましょう。
【第2回】
視診の方法について学びます。教科書 p16-34までを予習しましょう。
【第3回】
打診・聴診の方法について学びます。教科書 p34-42までを予習しましょう。
【第4回】
触診の方法について学びます。教科書 p42-52までを予習しましょう。
【第5回】
生命徴候の見方・感覚検査・反射検査の方法について学びます。教科書 p53-75までを予習しましょう。
【第6回】
代表的臨床症状・検査法について学びます。教科書 p75-97までを予習しましょう。
【第7回】
呼吸器疾患(感染症・喘息)の病因・病態について学びます教科書p99-107までを予習しましょう。
【第8回】
呼吸器疾患(慢性肺疾患・がん・肺血栓・気胸)の診断・治療について学びます.教科書p107-114までを予習しましょう。
【第9回】
循環器疾患(虚血性心疾患・心臓弁膜症・先天性心疾患)の病因・病態について学びます教科書p114-121までを予習しましょう。
【第10回】
循環器疾患(高血圧・大動脈疾患・末梢動脈疾患・静脈疾患・不整脈)の診断・治療について学びます。 教科書p122―129までを予習しましょう。
【第11回】
消化器疾患(食道・胃十二指腸)の病因・病態、診断・治療について学びます。教科書p129-1381までを予習しましょう。
【第12回】
消化器疾患(大腸・腸閉塞)の病因・病態、診断・治療について学びます。教科書p129-141までを予習しましょう。
【第13回】
肝疾患の病因・病態・診断・治療について学びます。教科書p142-150までを予習しましょう。
【第14回】
胆・膵疾患・腹膜疾患の病院・病態・診断・治療について学びます。教科書p150-156までを予習しましょう。
【第15回】
まとめ・試験