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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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骨・関節の単純エックス線画像やMR画像を用いて、具体的な読影方法について講義します。またエコー検査の実習をとおしてエコーの実際を学びます。このような基礎を学んだ上で、次に臨床の現場を想定して典型的な画像をどんどん読影してもらいます。場合によってその週に帝京大学病院整形外科外来で撮影された画像を提示します。これらのたくさんの画像に接することで、自然に読影力が身に付き、さらに疾患・障害に対する理解が深まることを図ります。したがってこの授業ではディプロマポリシー1に関する知識習得を目指します。
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2. |
授業の到達目標 |
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画像診断の実際を学び、柔道整復学の治療に活用できるようにします。 具体的には (1) 主要な画像診断法の基本原理および読影法について、“何が写って、何が写らないのか”を説明できる。 (2) 上記に基づき、主要な骨・関節疾患の基本的画像の解釈が説明できる。 これらの目標を見据えてディスカッションをまじえながら授業を進めます。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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小テスト(20%)、レポート(80%)で評価の予定。なお小テストは毎回行い、その都度解説を行います。
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教科書・参考書 |
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毎回プリントを配ります。 参考書として 社団法人 全国柔道整復学校協会 監修:整形外科学:南江堂 を使用することがあります。
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準備学修の内容・必要な時間 |
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(1) これまでに学習してきた解剖学の理解、および、整形外科や柔道整復学で扱う疾患についての理解が、本科目習得の前提になります。講義中にもできる限り関連する解剖学的基本事項、疾患についての基本事項について整理するようにしますが、授業の時間・回数には制限があり、あまり詳しく述べることは困難です。毎回、関連する事項を、自分で事前に見直して、ノートに簡潔にまとめておくようにして下さい。 (2) 復習にあたっては、関連する領域(整形外科学、柔道整復学など)の関連部分のノートに、この講義で学んだ内容を付け加えていくようにすると、知識のまとめになります。
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その他履修上の注意事項 |
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授業内容 |
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【第1回】 | 概論 現代医療における画像検査の意味を学ぶ | 【第2回】 | 肩関節読影1 肩の単純X線の撮像の実際を学ぶ | 【第3回】 | 肩関節読影2 肩の単純X線画像の読影を学ぶ | 【第4回】 | MRIの基礎を学ぶ | 【第5回】 | 肩関節疾患のMRIを学ぶ
| 【第6回】 | 肘関節撮像の実際と読影を学ぶ
| 【第7回】 | 手および手関節の撮像の実際と読影を学ぶ
| 【第8回】 | エコー検査の基本を学ぶ | 【第9回】 | 実際にエコー検査をしてみる | 【第10回】 | エコー検査の応用を学ぶ | 【第11回】 | 脊椎の撮像の実際と読影を学ぶ | 【第12回】 | 股関節の撮像の実際と読影を学ぶ | 【第13回】 | 膝関節の撮像の実際と読影を学ぶ | 【第14回】 | 足及び足関節の撮像の実際と読影を学ぶ | 【第15回】 | まとめ |
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