Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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国際交流論2(International Communication 2) 林 春
2年 後期 総合基礎科目選択 2単位
【地域・後期】 19-1-0779-4748

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

今日、世界の多くの地域ではグローバル化がますます進み、政治、経済、社会、文化などいずれの領域でも、ヒト、カネ、モノ、情報が国境を越えて地球上を自由に行き交うようになっています。今日の日本社会は限りなくグローバル化しているとともに、実質的には多文化社会になっているといっても過言でもないです。まさに、「異文化コミュニケーションの時代」が到来したといえ、それだけに異文化コミュニケーションを真剣に学ぶ必要性があるとも言えます。このような背景を念頭に置きながら、本講義では、異文化コミュニケーションについて様々な視点から学びます。また、第4回から第10回までディスカッションを行います。なお、この授業では総合基礎科目の学修目標1、2、3に関する態度、知識、能力を修得します。

2.
授業の到達目標

1.国際交流と異文化について、理論と実践を通して理解し、国際的な感覚及び能力を身につけるようになります。
2.多様な文化を尊重し、異なる文化的背景をもつ人とコミュニケーションを取ることができるようになります。
3.国外の文化とそれらを背景に持つ人々の考え方を理解することができるようになります。
4.異文化を背景に持つ人々との共生の際の問題と現実的対応をすることができるようになります。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

授業態度、課題、期末レポートの成績を合わせて評価します。
その割合は授業態度(20%)、課題(30%)、期末レポート(50%)を占めます。
授業態度の成績は討論への参加度について評価します。
100点満点で60点以上を合格とします。
レポートは返却し、解説をします。

4.
教科書・参考書

指定教科書:特にありません。毎回講義プリントを配布します。
参考書:
『異文化コミュニケーションワークブック』八代京子ほか著 三修社 ISBNコード(978-4-384-01851-6)
『異文化コミュニケーション入門』中村良廣著 松柏社、ISBNコード(978-4-88198-701-8)
『対話で育む多文化共生入門』倉八順子著 明石書店、ISBNコード(978-4-7503-4382-2)

5.
準備学修の内容・必要な時間

1.事前・事後に配布したプリントに目を通して、その内容について正確に理解した後、予習シートに記入してください。(30分)
2.授業中に受講生によるプレゼンテーションを行いますので、それと関連する資料の収集などを準備してください。(1.5時間)
3.復習として、学習した内容を整理した後、自分の意見などを述べたうえで、感想文にまとめ、期限までに提出してください。(1.5時間)

6.
その他履修上の注意事項

定期的に課題・授業外レポートを提出してもらいます。
情報電子工学科を対象とするクラスにおいて、この科目はJABEE対応プログラムの必修科目(選択必修科目)、学習・教育到達目標中項目1-1に対応する科目となります。
授業計画及び使用資料は、受講学生の状況により変更する場合があります。

7.
授業内容

【第1回】
オリエンテーションを行う。
授業概要及び評価方法を説明する。
予習の内容は、授業中に指示する。
【第2回】
第1章グローバリゼーションについて学ぶ。
予習の内容は、授業中に指示する。
【第3回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
グローバリゼーションと社会変動について学ぶ。
【第4回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
多文化共生のパースペクティブについて学ぶ。
【第5回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
マイノリティとマジョリティについて学ぶ。
【第6回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
多文化社会と社会統合のあり方について学ぶ。
【第7回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
南北問題について学ぶ。
【第8回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
環境問題について学ぶ。
【第9回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
平和問題について学ぶ。
【第10回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
国際協力と開発について学ぶ。
【第11回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
国際関係論(1)日米問題について学ぶ。
【第12回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
国際関係論(2)東アジア問題について学ぶ。
【第13回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化体験(3)アジア(特に中国)と文化事情について学ぶ。
【第14回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化体験(4)アジア(東南アジア)と文化事情について学ぶ。
【第15回】
これまでの講義内容をまとめる。
レポートを提出する。