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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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日常生活において、我々は税金を納めています。そもそもなぜ税を払わないといけないのか、その必要性を財政と関連しながら解析する必要があります。本講義は税の基礎知識から学び、租税原則、租税体系、及び日本の税制改革の動向について説明します。完成する小テストの内容を講義内で発表してもらう場合があります。 この授業では、DP2とDP3に関する知識、能力を身につけることができます。
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2. |
授業の到達目標 |
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本講義を通じて、租税及び日本の租税制度について学習することができます。そして、今現在、日本が直面している租税の問題について理解を深め、自分なりに意見を述べ、分析できるようにします。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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・授業内の小テスト(50%)、定期試験(50%) (注)①授業内の小テストは自分またはグループのまとめ及びポイント整理となります。場合によって、考えや意見を述べる形式もあります。②授業内容は15回とし、期末テストは学期の定期試験期間を利用します。
・フィードバックの方法 ①毎回講義後に小テストを行い、その解説を次回の授業前に行います。 ②定期試験の出題ポイントを事前にアナウンスし、採点結果をLMSを通じてフィードバックします。
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4. |
教科書・参考書 |
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特にテキストの指定がないですが、以下のものを参考文献として挙げておきます。 三木義一(2016)『日本の税金 新版』岩波新書。 石弘光(2014)『増税時代―われわれは、どう向き合うべきか』筑摩書房。 金澤史男編(2005)『財政学』有斐閣。
毎回の講義ではプリントを配布します。
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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予習: 授業計画に沿って、事前に自分なりに調べ、学習してみます(1時間)。
復習: ・授業で扱った内容を理解し、自分で説明できるように努力しましょう。毎回、講義が終わった後、配ったプリントの内容をもって復習し、それをペーパー(文章化、条書きどちらでもOK)で完成し、提出してもらいます(2時間)。 ・定期試験の前には、必ず全体の整理と復習を行ってください(2時間)。
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その他履修上の注意事項 |
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・「財政学Ⅰ」、「財政学Ⅱ」と同時に履行することが望ましいです。 ・成績評価や試験の詳細について初回の講義において説明しますので、受講を希望される学生は必ず出席されたいです。
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授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス―講義の進行、租税への印象 | 【第2回】 | 租税とは何か、税と財政 | 【第3回】 | 租税原則(講義前、復習した成果をペーパーで提出してもらいます。以下同様です。) | 【第4回】 | 租税の分類、体系と日本の税制 | 【第5回】 | 所得税 | 【第6回】 | 所得税の問題 | 【第7回】 | 法人税 | 【第8回】 | 法人税の問題 | 【第9回】 | 消費税 | 【第10回】 | 消費税の問題 | 【第11回】 | 資産課税―相続性と贈与税の仕組み | 【第12回】 | 地方税と地方税の現状 | 【第13回】 | 地方税収の格差と日本の税制改革 | 【第14回】 | 日本の税制改革(続き)と租税のあり方 | 【第15回】 | まとめ、補足問題(ふるさと納税制度について)
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