1. |
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
|
観光活動は、その時代その時代、その地域その地域それぞれの状況の中で作り出され、それぞれの影響を強く受けます。この授業では、明治以前から最近にいたる日本の社会や経済の変化の中で、どのような観光が生まれ、変化してきたのかを追うことによって、観光と社会経済との関係を考えます。さらに、経済に寄与する観光のあり方を、比較的最近の日本での具体的事例を取り上げて検討します。この授業は、DP1の基礎となります。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
学生は、観光が経済に与える影響を理解し、それを地域経済にどう活かしていくかを考えるための基礎となる知識を、観光の歴史や最近の特色ある事例から学び、それを応用していくための基礎的能力を身につけます。
|
3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
|
期末試験(60%)を基本とし、中間での複数回の小テスト、小リポート、授業でのディスカッション等(計40%)も加味して評価します。小テスト・リポート、ディスカッション等へのコメントがフィードバックになります。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
教科書は指定せず、パワーポイントおよびハンドアウトを使用・配布します。 授業の中で取り上げる内容やそれぞれの事例を扱っている参考文献は、授業中に適宜紹介します。
|
5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
|
授業で触れる時代背景や地域の状況などについて、授業後に自分で文献や記事等の情報を集めてメモを作り、理解を深めることが必要です。インターネットからの情報収集も有効です。一方、歴史的な事象の理解のためには、その時代背景を正しく理解することが必要ですが、そのためには、高等学校で学習する歴史や地理の知識を授業の前にもう一度確認し、メモを作成しておくことが役立ちます。これらの準備学修のために1回あたり2時間以上を要すると考えられます。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
授業で出てくるようなさまざまな地域や歴史についての基礎的な知識を身につけるための基礎作りには、新聞を毎日ていねいに読む習慣を付けることが役立ちます。
|
7. |
授業内容 |
|
【第1回】 | オリエンテーション(本授業のねらいと構成) | 【第2回】 | 日本と世界の観光の動向:観光白書の最新データから(1)。事前に観光白書の当該部分に目を遠し、メモを作成しておくことが求められる。次回も同様 | 【第3回】 | 日本へのインバウンド観光:観光白書の最新データから(2) | 【第4回】 | 江戸・明治時代の観光:お伊勢参りと外国人来訪 | 【第5回】 | 大正・昭和初期の観光:伊勢参宮修学旅行と文化人たちの外国旅行 | 【第6回】 | 高度成長のはじまりと観光:東京オリンピックと大阪万博 | 【第7回】 | ディスカバージャパンの時代 | 【第8回】 | テーマパーク観光の幕開け:東京ディズニーランドと都市型観光 | 【第9回】 | リゾート法の顛末:トマムリゾートと地方開発 | 【第10回】 | 地方発の観光開発:由布院 | 【第11回】 | カルチャーイベントと観光:ゆふいん音楽祭とサイトウキネン | 【第12回】 | 最近の観光動向(1):フードツーリズム | 【第13回】 | 最近の観光動向(2):格安航空会社とインバウンド観光 | 【第14回】 | 最近の観光動向(3):アニメ聖地巡礼 | 【第15回】 | まとめ・総括 |
|