Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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生涯学習論(Lifelong learning theory) 加藤 任
2年 後期 総合基礎科目選択 2単位
【地域・後期】 19-1-0861-1984

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

 現代社会は、変化に著しい特色の一つに長寿社会があります。
 私たちが、生きている中で中学校・高校・大学・大学院など学校教育をそれぞれに卒業しますが、もう一度
こころざしを新たに学校教育で学ぶ機会が社会人にはあります。やがて、私たちは仕事において定年をむかえ
ますが、60歳代からの人生が重要であります。
生物学の視点では、人間の寿命が満120歳をこえます。
講義は、家庭や学校教育をふまえた社会教育について進めます。また、国際化、情報化、人権擁護、高齢化
についても展開します。
文科省認定の『生涯学習概論』について学びます。

2.
授業の到達目標

(1)生涯学習の基本理論
(2)家庭、学校教育、社会教育の連携や協力の必要性を理解
(3)国際化(グローバル)の理解
(4)生涯学習の現代的課題や解決方法を理解

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

(1)教科書を使用します。
(2)宿題を作成します。その後、発表とレポートを提出します。(4回)
   ①偶発的学習  ②危機管理  ③まちづくり  ④自分史
(3)ショートテストをします。(3回)…授業内容を質問しそれを日本文で答えていただきます。
   正しい日本語を学びます。(正しい漢字、内容の確認)3回
 *(1)~(3)+ 後期試験…成績の基準

4.
教科書・参考書

教科書『生涯にわたる学習論』

5.
準備学修の内容・必要な時間

共通点:発表事前に、宿題を詳説。教科書、書物、マスメディアなどを参考に作成します。下記、各作成例です
(1)偶発的学習:90分。作成例:『集中力の分析』『肝臓の機能』『ある芸能人の日課』『宇宙と恒星』など
(2)危機管理 :90分。作成例:『避難地図を作成』『避難カプセル』『災害対策』『健康と自己管理』など
(3)まちづくり:120分①居住地まちづくり:作成例…現在か実家のまちを人びとが集まる居住地域に構想
      ②過疎地方まちづくり:作成例…シャッター通りや寒村を人びとが再び戻ったまち構想をつくる
      ③都会のまちづくり:作成例…『快適な未来生活』『自然環境と都会』『複合施設と住まい』など 
      ④地方創生:『ローカル電車と集客』『地方永住と魅力』など各自がテーマを決め作成する
(4)自分史:90分。自分の過去を思い出し、現在を見つめ、将来をえがく生きがいづくりです

6.
その他履修上の注意事項

ありません

7.
授業内容

【第1回】
ガイダンス。偶発的学習の宿題
【第2回】
生涯学習とは、何か。偶発的学習の発表、レポート提出
【第3回】
国際機関:ユネスコ、OECD。ショートテスト(1)
【第4回】
理論(1):社会教育の誕生。ショートテスト(2)
【第5回】
理論(2):学者紹介。ショートテスト(3)
【第6回】
社会教育(1):博物館、公民館、図書館。 危機管理の宿題
【第7回】
社会教育(2):社会教育施設と民間の指定管理者制度
    危機管理の発表、レポート提出  *アンケート(授業評価)
【第8回】
学校教育(1):生きる力を育む
【第9回】
学校教育(2):生涯学習との協働化
【第10回】
国際社会:万人の教育
【第11回】
まちづくり(1):まちづくりとは、何か。まちづくりの歴史
     まちづくりの宿題
【第12回】
まちづくり(2):まちづくくり実施例
     まちづくりの発表、レポート提出。自分史の宿題
【第13回】
自分史の発表、レポート提出
【第14回】
全般
【第15回】
テスト、まとめ