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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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この授業では、高等学校の共通教科「情報」および専門教科「情報」の教育目標と内容を理解し、情報教育の教科教育法を学び、教員として教壇に立てるまでの力を養います。
高等学校学習指導要領解説 情報編を中心に、過去の情報教育の経緯も参照しながら学習します。その上で、情報科に特徴的な内容を取り上げ、その取り扱いや指導法を考え、教科「情報」の教育のための基礎的な知識を身に付けます。ここでは、自ら資料を読み解き、調査することで理解した内容を説明、発表することで学びます。人に教えることによってこそ、理解を確実なものとできるからです。後半では、高等学校共通教科「情報」の科目について、年間指導計画、単元計画を作成し、その内容を発表し合い、ピアレビューを行います。このような学習活動を通して、教員としての表現力やコミュニケーション力を身に付けます。
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2. |
授業の到達目標 |
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初等中等教育の中での「情報教育」の位置づけと教育内容を理解し、教科「情報」の授業設計の考え方を会得することを目標とします。同時に、教員として必要な表現力、コミュニケーション力の基礎を養います。具体的には以下の通りです。
・情報教育とはなにか。なぜ情報教育が行われるのか、適切に説明できる。
・初等中等教育を通しての情報教育の目標と理念を適切に説明できる。
・高等学校共通教科「情報」の学習内容とその取り扱いの概要が把握できる。
・情報の教具としてのソフトウェア、メディア教材の開発と扱いができる。
・授業設計(Instructional Design)と学習評価の重要性と方法を理解し、高等学校共通教科「情報」の一部について、自分なりの授業設計を試みることができる。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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規定以上の授業に出席し、それらの授業の課題を受理されることが合格の条件です。課題へのフィードバックは次の授業時間中に口頭で行います。
授業全体の評価は、授業での討論への参加を30%、課題を30%、指導計画レポートとその発表を20%、最終レポートを20%の割合で評価して、成績をつけます。
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4. |
教科書・参考書 |
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以下をテキストとして使用します。これらは最初の授業で配付または貸与します。
(1)「高等学校学習指導要領解説 情報編」 文部科学省 (2018)
(2)「高等学校学習指導要領」 文部科学省
(3) 社会と情報 東京書籍
(4) 情報の科学 東京書籍
以下を参考書として使用します。
(1) 久野 靖, 辰己 丈夫 (監修) 「情報科教育法 改訂3版」 オーム社 (2016)
(2) 岡本敏雄監修 改訂新版「よくわかる情報リテラシー」 技術評論社 ISBN978-4-7741-9142-3
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準備学修の内容・必要な時間 |
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LMSに毎回、次週の内容と次週までにやるべきことや課題を掲載しますから、指示された調査や発表準備を行って授業に臨んでください。準備には2時間程度が見込まれます。事後には学習内容をまとめる課題に取り組みます。課題には1時間程度が見込まれます。
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その他履修上の注意事項 |
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授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション・学習指導要領 | 【第2回】 | 情報通信技術とは・情報教育とは | 【第3回】 | 高等学校共通教科「情報」の目標と内容 | 【第4回】 | 高等学校専門教科「情報」の目標と内容 | 【第5回】 | 授業設計(インストラクショナルデザイン)と学習評価 | 【第6回】 | 情報の教具としてのソフトウェア | 【第7回】 | 情報科の指導方法を考える「問題の解決と処理手順の自動化」 | 【第8回】 | 情報科の指導方法を考える「アンプラグドの方法」 | 【第9回】 | 情報科の指導方法を考える「コラボレーションとプレゼンテーション」 | 【第10回】 | 情報科の指導方法を考える「メディア教材の開発と活用」 | 【第11回】 | 情報教育のための計算機システムとその管理 | 【第12回】 | 授業体系を考える「中学技術家庭の内容,他教科との連携を考慮した共通教科情報」 | 【第13回】 | 授業体系を考える「共通教科情報の年間計画と単元計画のための教科書と学習指導要領の精査」 | 【第14回】 | 授業体系を考える「共通教科情報の年間計画と単元計画の作成」 | 【第15回】 | まとめ:情報科教育法1で学んだことを整理する |
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