Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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理科教育法4(Method of Science Education 4) 齋藤 猛
3年 後期 教職科目 2単位
【資格・後期】 19-1-0892-1989

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

この講座は、受講者全員が模擬授業を体験します。互いに受講者(学習者)にもなり授業評価を行い、実践的指導力の育成を目標とした講座です。研究協議においては、グループワークを行い理科教師として求められる資質・能力向上を目指します。学習指導案は、より発展的な工夫改善を取り入れたものを作成します。情報機器を活用した教材作成を行い、わかる授業の展開を目指します。

2.
授業の到達目標

中学校理科教育の教科目標・分野目標を理解し、理科教師として必要な基礎的基本的な知識・技能を修得し教科指導、生徒指導に活用できる。学習指導案を作成し効果的な授業展開ができる。情報機器の効果的な活用を理解し教科指導に活用できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

学習指導案の内容、模擬授業(授業構成、実践的指導力、教材研究、評価の工夫、研究協議への参加状況)(60%)、演習プリント・課題レポート(40%)で評価します。研究協議において学習指導案の内容、模擬授業について評価します。

4.
教科書・参考書

・使用教科書  『未来にひろがるサイエンス1』啓林館 ISBN978-4-4020-06626-0
        『未来にひろがるサイエンス1 マイノート』啓林館 ISBN978-4-402-06633-8
・参 考 書  A:文部科学省『中学校学習指導要領解説 理科編』平成29年7月 学校図書 ISBN978-4-
          7625-0613-0
        B:国立教育政策研究所 教育課程研究センター『評価基準の作成、評価方法等の工夫改善のた
          めの参考資料』【中学校 理科】平成23年11月 教育出版 ISBN978-4-316-30047-4
・必要に応じ資料を配布します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

次回のテーマについて調べてから授業に臨んでください(60分)。模擬授業の研究協議において授業評価ができるように、それぞれの単元について教材研究をしておいてください(90分)。理科教育に関する課題を出しますのでよく調べ必ず提出してください(60分)。各回の学習内容の要点と感想をまとめ次回に提出してください(30分)。

6.
その他履修上の注意事項

・A及びBの参考書は第1回から使用しますので必ず準備しておいてください。
・教員を目指す自覚をもって受講してください。

7.
授業内容

【第1回】
オリエンテーション    
【第2回】
中学校理科各分野の学習内容     
【第3回】
中学校理科の年間指導計画作成 観点別評価と評価規準
【第4回】
学習指導案様式について 模擬授業単元決定(第1分野)
【第5回】
様式を参考に学習指導案作成     
【第6回】
受講生による模擬授業及び研究協議① 指導案の書き方をテーマに研究協議 
【第7回】
受講生による模擬授業及び研究協議② 導入をテーマに研究協議    
【第8回】
受講生による模擬授業及び研究協議③ ことば使いをテーマに研究協議   
【第9回】
受講生による模擬授業及び研究協議④ 板書計画と教材研究をテーマに研究協議    
【第10回】
模擬授業単元決定(第2分野) 様式を参考に学習指導案作成     
【第11回】
受講生による模擬授業及び研究協議⑤ 発問をテーマに研究協議 
【第12回】
受講生による模擬授業及び研究協議⑥ 授業の展開をテーマに研究協議    
【第13回】
受講生による模擬授業及び研究協議⑦ 情報機器の活用をテーマに研究協議    
【第14回】
受講生による模擬授業及び研究協議⑧ 演示実験をテーマに研究協議    
【第15回】
模擬授業を実施して気づいた課題と改善点