Web Syllabus(講義概要)

2019年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
情報と職業(Information in the Profession) 横山 明子
4年 後期 専門科目選択 2単位
【資格・後期】 19-1-0899-2354

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

この授業は、教職課程の情報の免許を取得する際に、教科(情報)に関する科目です。情報に関わる職業人としての在り方について、情報化社会の特徴とともに理解できるようにします。
具体的には情報産業の社会の特徴を考えるとともに、情報産業には職業があるのかについて理解を深めます。さらに、高校生が将来、情報産業技術者として働くためのキャリア発達とその支援(キャリアカウンセリング)のあり方について理解します。
これらの理解をもとにして、高校生の情報産業に関する職業選択を支援するのための教材作成を行います。
授業方法については、講義形式だけではなく、ディスカッションやプレゼンテーションを行いながら学んでいきます。学修ポートフォリオを作成し、自分の学修の省察を行います。
この授業は、DP1と関連しています。

2.
授業の到達目標

情報に関わる職業人としての在り方について、情報化社会の進展に伴い社会生活に不可欠な ICT(Information & Communication Technology)という視点から考えていきます。情報を専門とする生徒についてキャリアカウンセリングを考えていきます。情報社会の特質について学ぶことにより、社会科学の知識を深めます。
1.私(学生)は、情報産業の社会にはたす役割を説明できます。
2.私(学生)は、情報産業に携わる職業の種類と特徴について説明できます。
3.私(学生)は、高校生が情報産業技術者として働くためのキャリア発達の支援(キャリアカウンセリング)のあり方について説明できます。
4.私(学生)は、生徒のキャリア発達の支援と職業選択のための教材を提案できます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

学修ポートフォリオ(30%)、作成した教材とレポート(50%)、最終レポート(20%)によって総合的に評価します。学修ポートフォリオは返却し、解説をします。作成した教材とリポートについては、LMSに解説をします。
最終レポートについては、LMSに解説をします。

4.
教科書・参考書

LMSを使用します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

【事前課題】
第1回~第2回 生徒指導進路指導論・情報社会論で学んだ内容を復習します(各2時間程度)。
第3回~第6回 資料を調べて、まとめておきます(各1時間程度)。
第13回~第14回 資料を調べて、発表準備を行います(各1時間程度)。
【事後課題】
第7回~第12回 授業で行ったことの作業と考察をレポートにまとめます(各2時間程度)
第14回 授業の内容をふまえて最終課題のレポートを作成します(3時間程度)。


6.
その他履修上の注意事項

教職課程登録者のうち、「情報」免許取得を希望する学生の必履修科目の授業です。

7.
授業内容

【第1回】
学習目標と計画、学修ポートフォリオの作成についての説明を行います
【第2回】
情報社会の特質と社会の変革について各自発表を行い、討論を行います。
【第3回】
情報産業の分類について、資料を探し、グループでまとめます。
【第4回】
ITSSについて資料を調べて、情報産業の職業分類と内容についてレポートにまとめます。
【第5回】
ITSSについてのレポートを発表し、討論をしながら理解をさらに深めます。
【第6回】
情報産業技術者の資料を調べ、情報産業技術者としての職業観とキャリア発達についてまとめ、そのあり方について理解します。
【第7回】
キャリア発達と職業選択のための教材作成のしかたを学び、計画を作成します。
【第8回】
教材作成① キャリア発達と職業選択支援のための教材のアウトラインを作成します。
【第9回】
教材作成② キャリア発達と職業選択支援のための教材を作成するために、さまざまな情報を収集します。
【第10回】
教材作成③ キャリア発達と職業選択支援のための教材について、詳細を作成します。
【第11回】
教材作成④ キャリア発達と職業支援のために作成した教材について、修正を行います。
【第12回】
前回までに作成した教材を用いてプレゼンテーションとディスカッションを行います。
【第13回】
資料を基にして、高校生・大学生の情報技術者志望者への支援について学びます。
【第14回】
学校現場での情報技術者のキャリア教育のあり方についてプレゼンテーションとディスカッションを行います。
【第15回】
授業で学んだことをコンセプトマップで可視化し、ポートフォリオを作成します。さらに、授業全体を振り返り、授業のまとめを行います。