Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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環境応答生命理工学 (Environmental Physiology of Plants) 篠村 知子
1年 後期 専門科目選択 2単位
【専工前・後期】 19-3-1032-2612

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

植物の生長と分化に影響を及ぼす環境因子である光、温度、湿度、大気組成、化学物質がそれぞれ植物遺伝子に及ぼす影響について理解し、その結果として引き起こされる生長、分化、運動、ストレス応答、細胞シグナル伝達、抗菌性などの仕組みを学びます。
この授業では、DP1およびDP2に関する知識や技法や態度を習得することを目指します。発表とグループディスカッションを実施します。

2.
授業の到達目標

学生は、さまざまな環境の変動が植物にどのような影響を及ぼし、その結果植物の生長と分化がどのように調節されるているかを、分子レベルで説明できるようになることを目指します。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

授業における各人の発表(70%)や討論内容(30%)に基づいて評価します。

4.
教科書・参考書

教科書:「植物生理学・発生学 原著第6版」テイツ・ザイガー編、西谷和彦・島崎研一郎監訳、講談社(2017)ISBN 978-4-06-153896-2

5.
準備学修の内容・必要な時間

・学部での細胞生物学、分子遺伝学、植物生理学、植物分子生物学、植物化学の知識を前提としますので、復習しておいてください。
・講義の際に指定した教科書の該当箇所を事前に読んでおいてください。
・発表の担当者は、担当範囲の専門用語や記載内容等をわかりやすく説明できるように事前に調べ、まとめておくことを求めます。

6.
その他履修上の注意事項

輪読形式で、あらかじめ出題した課題について各人が発表を行い、それに基づいて討論や解説を行います。

7.
授業内容

【第1回】
植物と植物細胞の構造
【第2回】
水と植物細胞
【第3回】
無機栄養と物質輸送
【第4回】
光合成-光反応
【第5回】
光合成-炭素代謝
【第6回】
光合成-生理学的・生態学的考察
【第7回】
篩部転流
【第8回】
呼吸と脂質代謝
【第9回】
太陽光シグナル
【第10回】
胚発生
【第11回】
趣旨休眠、発芽および芽生えの確立
【第12回】
栄養成長と器官形成
【第13回】
花成と花の発生の調節
【第14回】
植物の老化と細胞死
【第15回】
非生物的ストレス