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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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特にスポーツ現場でトレーナーとして活動するために最低限必要だと考えられる救急処置の知識、技術を講義と実習(グループ発表含む)形式で習得していきます。そして、最後に全講義及び実習の内容を踏まえて学内を使用してスポーツ現場で傷害が発生したことを想定して 傷病者役と救助者役に分かれて総合シミュレーションを行います。
この授業では、DP1、2、3に関連したスポーツ医科学の知識、技術、態度を修得する。
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2. |
授業の到達目標 |
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1)救急処置の重要性や実施者の心得について学び、救急処置の意義や手段の目的が理解できる。 2)緊急時に能動的に周囲の人材や資材を活用して緊急時対応ができる。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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平常点(授業への参加度合等)10% 緊急時対応計画グループ活動 20% 救急処置総合シミュレーション 10% 定期試験 60% グループ活動と総合シミュレーションについて授業の最後にフィードバックを行う。
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4. |
教科書・参考書 |
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講義のプリントを配布します。
【参考書】 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト⑧ 救急処置 (財団法人 日本スポーツ協会:文光堂 2,800円) 【LMS動画】 心肺蘇生法ガイドライン2015、頭頚部外傷搬送法、RICE処置、固定法等の実技動画をLMSで確認することができます。トレーナー実習や総合シミュレーションの予習・復習等で視聴してください。
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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・いつどこで救急処置を行わなければならない場面に立ち会うかはわかりません。傷病者が発生した場合、すぐ近くにいる人がどのような処置を行うかが、その後の傷病者の状況に大きな影響を与えます。適切な救急処置をするためには、状況の観察と冷静で的確な判断が必要です。そのためには、正しい知識と技術の習得はもちろんのこと「心の準備」が大事だと考えています。救急処置を行わなければいけない場面に立ち会った時に勇気と自信を持って1歩前に踏み出すためにも日頃から「もし、ここで傷害が発生したら」と考えてシミュレーションしたり、実習で習得した技術を繰り返し練習したりしてください。
・1回の授業あたり30分程度の予習と1時間程度の復習が必要となります。
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その他履修上の注意事項 |
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スポーツトレーナーとしてスポーツ現場で経験した事例や動画をその都度織り込みながら進めていきます。
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授業内容 |
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【第1回】 | 救急処置概論(心肺蘇生法講義含む) | 【第2回】 | スポーツ現場における救急処置‐外傷、障害の評価‐ | 【第3回】 | 緊急時の救命処置 ‐心肺蘇生法(溺水時の対応含む実技)‐ | 【第4回】 | 緊急時の救命処置 ‐頭頸部・脊椎外傷時の救急処置(講義)‐ | 【第5回】 | 緊急時の救命処置 ‐頭頸部・脊椎外傷時の救急処置(実技)‐ | 【第6回】 | 外傷時の救急処置 ‐RICE処置と留意点‐ | 【第7回】 | 外傷時の救急処置 ‐創傷処置・止血法‐ | 【第8回】 | 外傷時の救急処置 ‐スポーツ現場における患部の固定法‐ | 【第9回】 | 外傷時の救急処置 ‐運搬法‐ | 【第10回】 | 現場における緊急体制‐緊急体制の重要性と計画 事例紹介‐ | 【第11回】 | 現場における緊急体制‐緊急時対応計画 学生グループ活動‐ | 【第12回】 | その他の救急処置 | 【第13回】 | 総合シミュレーション(緊急時の救命処置) | 【第14回】 | 総合シミュレーション(傷害の評価と外傷時の救急処置) | 【第15回】 | テスト、まとめ |
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