Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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博物館実習指導(Introduction to Practice of Museography) 佐野 和美
3年 通年 博物館 3単位
【地域・通年】 19-1-1153-4747

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

原則として夏休み中に博物館実習を行います。前期は博物館実習に向けての心構えやマナー、学芸員の仕事の一端などを学び実習に備えます。また、架空の展示企画を考えるグループワークを行い、企画を生み出す発想力やまとめ方、プレゼンテーションなどについても実習します。
後期は実習経験を仲間と共有するとともに、博物館のあり方を考えます。

2.
授業の到達目標

博物館学芸員の資格を取るための必修科目です。
博物館実習指導では、実習のための事前準備と、実習後の振り返りを通じて、博物館での仕事について包括的に理解することを目指します。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

グループワークの成果物(30%)、レポート(50%)、リアクションペーパーなどの提出物と出席(20%)で評価します。
架空の科学館の展示企画を考えるグループワークを行い、模造紙にその展示会の企画を描き発表します。

博物館実習は、実習を行った博物館から出される実習簿にもとづき評価します。

4.
教科書・参考書

テキストは特にありません。必要に応じてレジュメを配布するほか、参考書などは適宜紹介します。
授業の資料などはLMSに掲載します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

各自が実習予定の博物館について、事前によく調べておいてください。また、各地の博物館・科学館の企画展などに関心を持ち、新聞・インターネット上のニュースや博物館・科学館のHP等を定期的に閲覧してください。
グループワークでは、架空の企画展案を作成してもらいます。面白そうな企画アイデアについて考え、積極的にグループワークに貢献してください。
必要な予習については、授業内で指示します。(1時間程度/回)

実習後、実習で得た学び、反省点などを踏まえてレポートを提出してもらうとともに、皆で体験を共有します。
企画案作成、実習レポート提出などに計10時間程度を想定しています。

6.
その他履修上の注意事項

博物館学芸員資格必修科目です。実習2単位と、実習指導1単位は、別々の評価となります。

7.
授業内容

【第1回】
(事前指導)ガイダンス・実習に向けての心構え
【第2回】
(事前指導)学芸員の仕事について・企画展の作り方
【第3回】
グループワーク(架空の企画展を考える):①: テーマを決める
【第4回】
グループワーク②: 展示内容を具体的に決める
【第5回】
グループワーク③:企画案をまとめてプレゼン資料を作成
【第6回】
グループワーク④:プレゼン資料を作成つづき
【第7回】
グループワーク⑤:企画案プレゼンテーション発表会
【第8回】
グループワーク⑤:企画案プレゼンテーション発表会予備日
【第9回】
(事後指導)博物館実習の振り返り①
【第10回】
(事後指導)博物館実習の振り返り②
【第11回】
日本の博物館
【第12回】
日本の科学館
【第13回】
世界の博物館
【第14回】
世界の博物館
【第15回】
まとめ