Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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特別活動の指導法(Study of Extra-Curricular Activities) 古家 正暢
3年 後期 教職課程関係科目 2単位
【地域・後期】 19-1-1181-4886

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

〇学校教育における特別活動の意義および学級活動・生徒会活動・学校行事の指導法について学習する。
〇学級担任として関わる教育相談活動(カウンセリングマインド)について学習する。
〇総合的な学習の時間についても、その位置づけや指導法について学習する。
〇特別活動の範疇ではないが、現在話題となっている「ブラック部活動」についても取り上げる。
〇授業形態としては、講義形式のほか、プレゼンテーション・ペアワーク・ビブリオバトル・グループ学習・ディスカッションなど、受講生の活動によって構成されるアクティブラーニングをめざす。
〇本授業は、ディプロマポリシー2・3に関連します。

2.
授業の到達目標

〇学生は、特別活動および総合的な学習の時間における教師の役割・留意点について考察する。(思考・判断)
〇学生は、特別活動および総合的な学習の時間の意義・目的を理解するとともに具体的な指導法を身につける。(技能)
〇学生は、学級活動(特に教育相談活動)についての理解を深める。(知識・理解)

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

〇リフレクションペーパー(出席と学びの証) 30%
〇質疑応答やペアワーク・グループ学習・ディスカッションの参加姿勢 20%
〇プレゼンテーション・ビブリオバトル 30%
〇フィードバックを経たエッセイ 20%
 *最終第15回の授業で、全体に対する「学びの履歴」のフィードバックを行う。
 

4.
教科書・参考書

犬塚文雄編著『特別活動論 (新・教職課程シリーズ)』 一藝社 2013 ISBN : 978-4863590564 

5.
準備学修の内容・必要な時間

〇事前学修(予習)として、テキストの指定された章を読み込んでから授業に臨んでください。(45分)
〇事後学修(復習)として、授業のキーワードを最低5個抽出しまとめる。(15分)
〇教職をめざす者として、現代社会の課題(特に教育)に関する情報をネットはもちろん新聞等の活字から収集するよう努力する。*毎日、最低30分は新聞を読む習慣をつけてください。
〇学級活動の指導法の一つとして「ビブリオバトル」を実施するので、1週間に1冊は本を読むよう努力してください。

6.
その他履修上の注意事項

〇授業では、聴くことはもちろん自分の考え・意見をハッキリと発言できるようにしてください。
〇毎授業終了時に「リフレクションペーパー(出席と学びの証)」を配布します。漢字一文字で授業を総括し、なぜ、その漢字を選択したのかの理由をしっかりと書くようにしてください。
〇受講生のボランティア体験を聴く機会がありますので、ぜひボランティア活動に挑戦してください。

7.
授業内容

【第1回】
ガイダンス 授業の内容・進め方 準備学習の取り組みについて(毎時間、指定されたテキストの範囲を読み込んでから授業に臨むこと等) 第4回の自己紹介「Pecha Kucha10×20」の方法を指示する。
【第2回】
〔特別活動の今日的意義〕教育臨床の視点 目標・内容・特質
【第3回】
〔特別活動と生徒指導〕いじめ・不登校・進路指導
【第4回】
「Pecha Kucha10×20」の実践 *プレゼンテーション
【第5回】
〔人間形成能力の育成〕カウンセリングマインドを生かした教育相談 *ペアワーク
【第6回】
〔子どもたちに委ねる学級活動〕ビブリオバトル
【第7回】
〔子どもたちに委ねる生徒会活動〕生徒会活動を効果的に行うためには…
【第8回】
〔子どもたちに委ねる学校行事〕合唱コンクール・修学旅行への取り組み 
【第9回】
〔子どもたちに委ねるボランティア活動〕ボランティア活動を効果的に行うためには…
【第10回】
*〔部活動〕「ブラック部活動」はどうすればよいのか… *ディスカッション
【第11回】
〔総合学習Ⅰ〕NIE(教育に新聞を)
【第12回】
〔総合学習Ⅱ〕就業体験学習「あきない体験」
【第13回】
〔総合学習Ⅲ〕起業「高校生企業 おだづもっこ」
【第14回】
〔総合学習Ⅳ〕私たちが考える総合学習 *グループ学習 
【第15回】
〔振り返り〕 (「学びの履歴」のフィードバックを行いエッセイを書く。)