1. |
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
|
長らく継承されてきた柔道整復術が他の医療職と比べてどのような特徴を有するのか、すでに明らかにされている関連領域の科学的知識と比較検討します。このことを通して、これまでの治療技術の考察と新たな治療技術の発展性について論理的に考えられるようになることを目標とします。 本授業の総括と第1回~第10回は白石聖が担当します。柔道整復という医療職は世界の他の医療職と比較してどのような特徴を有し、柔道整復師が行う評価方法や治療方法は他国の治療法とどのような関係にあるのかを文献をもとに学修します。第11回~第15回は太田大樹が担当します。臨床現場における訴えとして極めて重要な「痛み」について基礎的な知見を学び、さらに海外文献をもとに最新の情報に触れ、議論を行います。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
柔道整復学の特徴を他の医療職と比較して述べることができる。 柔道整復学に関する評価、治療法に関する文献(和文、英文)を事前に選定し、内容をまとめることができる。 痛みと病態の関連性を説明できる。 痛みの治療の基本原理とその理論を説明できる。
|
3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
|
授業での質疑応答(50%)およびレポート(50%)で評価します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
必要に応じ資料を配布します。 英和辞書、医学英語辞書を毎回持参してください。
|
5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
|
課題として指定された文献の検索、その内容の理解とまとめを毎回行ってもらいます(2時間)。また、授業中に配布された参考資料や収集した資料について、次の講義でその内容の概要や内容に対する意見を発言できるようにしてください(1時間)。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
特になし。
|
7. |
授業内容 |
|
【第1回】 | 柔道整復学の位置づけ | 【第2回】 | 世界の医療と柔道整復 | 【第3回】 | 我が国における柔道整復術と医療 | 【第4回】 | 骨折治療の概要 | 【第5回】 | 柔道整復骨折療法 | 【第6回】 | 関節損傷の概要 | 【第7回】 | 柔道整復関節治療法 | 【第8回】 | 軟部組織損傷の概要 | 【第9回】 | 柔道整復軟部組織損傷学 | 【第10回】 | 第1回~第10回までの議論とまとめ | 【第11回】 | 痛みの基礎 | 【第12回】 | 痛みの病態メカニズム | 【第13回】 | 痛みに対する治療アプローチ | 【第14回】 | 痛み研究の最新知見 | 【第15回】 | 第11回~第15回までの議論とまとめ |
|