Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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スポーツ障害柔道整復学演習(Practice of Acute and Chronic Sports Injuries for Judo therapy) 庄司 智則
1年 後期 専門科目選択 2単位
【専柔前・後期】 19-3-1203-2314

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

各種スポーツにおいて発生する頻度の高い外傷および傷害についてその病態把握から発生機序について確認する。それぞれの外傷・障害アスレティックリハビリテーションの方法を学ぶと同時に新たな方法を創造するためのディスカッションを行う。主なス外傷障害としては、肩インピンジメント症候群、前方脱臼、腰痛症、肉離れ、前十字靭帯損傷、内側側副靱帯損傷、打撲、膝周囲の慢性障害(腸脛靱帯炎、膝蓋靱帯炎、鵞足炎)、足関節靱帯損傷などを取り扱う。また多くのスポーツ外傷・傷害と関連の深い体幹部の固定法や可動性向上プログラムについて詳しく実習する。これらの基本的知識技能の習得は社会に貢献できる柔道整復士として必要となる。この授業では、DP1,D2,D3に関連したスポーツ医科学の知識、技術を修得する。

2.
授業の到達目標

柔道整復学に直結する、スポーツによる外傷や障害の多くの事例についてリストアップできる。
外傷・傷害の病態および発生機序について説明できる。
外傷・傷害のアスレティックリハビリテーションを組み立てられる。
各種アスレティックリハビリテーションの動作指導ができる。
スポーツ障害の予防方法について指導できる。
アスレティックリハビリテーションの各種動作におけるリスク管理を説明できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

授業内課題(20%)
グループワーク課題・プレゼンテーション(30%)
期末試験(50%)
テストの解答を解説する。

4.
教科書・参考書

各回資料が配布される。

5.
準備学修の内容・必要な時間

上肢・下肢・体幹部の機能解剖学を完全に理解していることが重要です。身体各部位の機能解剖学についての深い理解の元に授業が展開されます。したがって筋の名称、起始停止、機能。神経支配について毎回の授業前の予習が重要です。各種スポーツ外傷・障害の病態について把握していること。外傷・障害受傷機転および病態の理解について毎回の授業の前に予習が必要。当該期間に30時間以上予習復習が必要

6.
その他履修上の注意事項

各回講師からの一方通行のアウトプットだけではない。グループで各外傷・障害についてを事前に調べ発表を行います。その内容をベースとしてディスカッション形式で授業が展開されます。一人 1~2 回はかならず発表することになるので、十分な準備をして授業に臨むことが必要です。

7.
授業内容

【第1回】
アスレティックリハビリテーションの総論(長畑 芳仁)
【第2回】
各種スポーツにおけるスポーツ外傷・障害の総論(長畑 芳仁)
【第3回】
体幹部のアスレティックリハビリテーション1・エビデンスに基づくアスリハの意味を学ぶ(長畑 芳仁)
【第4回】
体幹部のアスレティックリハビリテーション2・評価法および腹横筋の固定法について学ぶ(長畑 芳仁)
【第5回】
体幹部のアスレティックリハビリテーション3・安定性強化のリハについて学ぶ(長畑 芳仁)
【第6回】
体幹部のアスレティックリハビリテーション4・モビリティの改善方法を学ぶ(長畑 芳仁)
【第7回】
体幹部のアスレティックリハビリテーション5・復帰を目指した最終段階のアスリハを学ぶ(長畑 芳仁)
【第8回】
各スポーツ種目におけるアスレティックリハビリテーションを学ぶ(長畑 芳仁)
【第9回】
球技におけるスポーツ外傷・障害の基礎を学ぶ(庄司 智則)
【第10回】
スポーツ障害としての腰痛について学ぶ(庄司 智則)
【第11回】
投球障害1・病態の把握から代償運動について学ぶ(庄司 智則)
【第12回】
投球障害2・具体的アスリハについて学ぶ(庄司 智則)
【第13回】
下肢のスポーツ障害1・病態の把握から受傷機転について学ぶ(庄司 智則)
【第14回】
下肢のスポーツ障害2・具体的なアスリハについて学ぶ(庄司 智則)
【第15回】
試験とまとめ(庄司 智則)