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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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解剖学のなかでもさらに基礎となる組織学は、学部レベルではあまり詳細には学んでいません。臓器・器官や細胞の顕微鏡レベルの知識は、人体を対象とした研究では様々な面で必要とされてきます。またその正常な像の理解は、臨床面で得られる像の解釈の基盤となります。人体の微細構造をより深く広く理解すると共に、その像を読み取り臨床的研究に役立てる知識を得ることを目標にします。 授業は、講義形式にておこないます。 組織学の基本である細胞や細胞間質に始まる総論的事項全体の基本、さらに各系の主な器官の組織学的構造のより深い知識と顕微鏡像の見方・解釈について学びます。 この授業ではDP1に関する知識、技法、態度を修得します。
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授業の到達目標 |
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① 細胞の構造を説明できる。 ② 組織の構成と種類を説明できる。 ③ 4大組織の構成を説明できる。 ④ 消化器系の器官の組織構造を説明できる。 ⑤ 呼吸器系の器官の組織構造を説明できる。 ⑥ 泌尿器系の器官の組織構造を説明できる。 ⑦ 生殖器系の器官の組織構造を説明できる。 ⑧ 内分泌器の器官の組織構造を説明できる。 ⑨ 循環器と免疫系の器官の組織構造を説明できる。 ⑩ 皮膚と感覚器の器官の組織構造を説明できる。 ⑪ 神経系の器官の組織構造を説明できる。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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レポートを4回(各25%)作成し、その合計で評価します。 レポートは返却し、解説します。
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教科書・参考書 |
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プリントを配布します。 「参考書」 『ジュンケイラ組織学』 A.L.Mescher 5版 坂井建雄・川上速人監訳 2018 丸善 ISBN 978-4-621-30339-9 『標準組織学:総論』 藤田尚男・藤田恒夫・他 5版 2015 医学書院 ISBN 978-4-260-01531-8 『標準組織学:各論』 藤田尚男・藤田恒夫・他 5版 2017 医学書院 ISBN 978-4-260-02404-4
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準備学修の内容・必要な時間 |
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予備学習として1.5時間程度、該当項目の解剖学的知識を復習し、その組織学的事項を調べるようにして下さい。初回講義時に配付するプリントの項目を読み、概要を把握するとともに、指示された課題をまとめてください。 復習として1.5時間程度、内容をまとめ上げ理解に努めるとともに講義時に出される課題に取り組んでください。課題は次回講義時に提出してください。 詳細は初回講義時に指示します。
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その他履修上の注意事項 |
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特になし
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授業内容 |
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【第1回】 | 細胞1:細胞質、細胞膜 | 【第2回】 | 細胞2:細胞小器官、核、レポート | 【第3回】 | 上皮組織 | 【第4回】 | 支持組織1:結合組織 | 【第5回】 | 支持組織2:軟骨組織、骨組織、血液 | 【第6回】 | 筋組織と神経組織、レポート | 【第7回】 | 消化器系 | 【第8回】 | 呼吸器系 | 【第9回】 | 泌尿器系 | 【第10回】 | 生殖器系 | 【第11回】 | 内分泌器、レポート | 【第12回】 | 循環器と免疫系 | 【第13回】 | 皮膚と感覚器 | 【第14回】 | 神経系、レポート | 【第15回】 | まとめ |
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