1. |
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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この授業ではDP3の関する知識の習得を目指し、神経系を構成するニューロンの基本的な性質、特に静止電位と 活動電位発生のイオン機構、シナプス伝達における神経伝達物質と受容体、細胞内情報伝達について学びます。
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2. |
授業の到達目標 |
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治療に際して遭遇する機会の多い痛みを理解することは高度専門職を目指す柔道整復師にとって欠かすことのできないものです。本特論ではまずその基礎となる神経生理学を教授します。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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適宜レポートを提出してもらい、それを元に成績評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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特に指定しません。
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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学部で習った生理学の中の神経系についてさらに深く学びます。準備学習として、学部の生理学の教科書の該当個所を理解していることが前提となります。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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必要に応じてプリントを配布して授業を進めます。
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7. |
授業内容 |
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【第1回】 | 生体情報システムを理解するための神経生物学 | 【第2回】 | 中枢神経系の成り立ち | 【第3回】 | 神経細胞の電気信号1(膜電位の発生と膜興奮) | 【第4回】 | 神経細胞の電気信号2(局所電位と興奮伝導) | 【第5回】 | 神経細胞の電気信号3(樹状突起の活動電位) | 【第6回】 | 神経細胞の電気信号4(膜電流解析) | 【第7回】 | 神経細胞の電気信号5(神経突起のケーブル解析) | 【第8回】 | イオンチャネルの分子的実体1(イオンチャネルの多様性) | 【第9回】 | イオンチャネルの分子的実体2(Caイオンの細胞生理学) | 【第10回】 | 神経伝達と神経修飾1(化学シナプスの伝達と応答) | 【第11回】 | 神経伝達と神経修飾2(受容体の基本構造と伝達物質) | 【第12回】 | 神経伝達と神経修飾3(シナプス伝達効率の調節) | 【第13回】 | 神経伝達と神経修飾4(シナプス調節機構) | 【第14回】 | 生体情報システムとして内分泌系と協調する神経系1(セカンドメッセンジャー) | 【第15回】 | 生体情報システムとして内分泌系と協調する神経系2 (インターフェースとしての神経内分泌) |
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