Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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運動生理学特論(Exercise Physiology Special Lecture) 庄司 智則
1年 前期 基礎科目選択 2単位
【専柔前・前期】 19-3-1210-2314

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

柔道整復学における動作や運動を解析する手段として、筋電図や三次元動作解析などがあります。これらの計測機器から得られた生体情報は、様々な解析手法により評価されていますが、この授業では、筋電図や動作解析の基礎となる運動生理学について学び、得られた生体信号の意味を正確に考察できるような講義を行います。
また、外部講師を招いての特別講義も予定しております。

2.
授業の到達目標

運動生理学に関する基礎知識を習得すると共に、生体信号処理に必要な基礎的事項を理解できる。また、これらの達成目標は、医療技術学研究科、柔道整復学専攻のディプロマポリシーの1つである「柔道整復学とその関連諸領域の専門的学識を有し、科学的な考え方に基づく教育と新たな医療技術に挑戦することができるという。」という項目に該当します。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

課題発表(50%)・レポート提出(50%)によって評点を決めます。

4.
教科書・参考書

特に設けませんが、学生諸君には適宜、プリントを渡すようにします。

5.
準備学修の内容・必要な時間

学部での生理学・運動学・解剖学を踏まえての講義になります。それらの科目に不安を感じているひとは、事前に予習してください。また基礎的な英語力も必要になるため、高校レベルの英語を復習しておいていただくとよろしいと考えています。また、予習として各回の授業予定内容(テーマ)について各自調べてくる。復習として配布された資料で復習をする。などを行うため、予習には各回90分程度、復習にも各回90分程度の時間が必要と思われます。

6.
その他履修上の注意事項

講義を中心に授業を展開しますが、運動生理学実習も行う予定です。
接骨院などの医療機関、医科学・スポーツ関連施設の施設見学など必要に応じて行います。
専門分野に特化した外部講師を招いての講義も予定しております。

7.
授業内容

【第1回】
運動生理学基礎①(骨格筋システム)
【第2回】
運動生理学基礎②(関節アライメント)
【第3回】
運動生理学基礎③(脊髄反射)
【第4回】
運動生理学基礎④(脳幹反射)
【第5回】
運動生理学基礎⑤(小脳の役割)
【第6回】
筋電図解析の基礎①(筋の活動電位)
【第7回】
筋電図解析の基礎②(表面筋電図と針電極による筋電図)
【第8回】
筋電図解析の基礎③(誘発筋電図)
【第9回】
筋電図解析の基礎④(H波・M波・F波・T波について)
【第10回】
筋電図解析の基礎⑤(PSTH法について)
【第11回】
動作解析の基礎①(動作解析とはなにか)
【第12回】
動作解析の基礎②(動作解析の実際)
【第13回】
動作解析の基礎③(バイコンを用いた実習およびデータ解析)
【第14回】
動作解析の基礎④(フレームディアスを用いた実習およびデータ解析)
【第15回】
外部講師を招いての特別講義もしくは研究施設見学