Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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地誌学Ⅱ(Regional GeographyⅡ) 小金澤 孝昭
2年 後期 総合基礎科目選択 2単位
【総合・後期】 19-1-1253-4695

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

『動態地誌学』入門
この授業は、新学習指導要領に従った、中学校社会科地理的分野で取り扱われる「動態地誌学」の基本的な学習方法を習得することを目的にしています。中学校社会科の教育実習を意識してシラバスが構成されています。
動態地誌学を構成する、人間と環境の関係や地域スケールの違いによって取り扱う地理的事象を考えます。

2.
授業の到達目標

中学校の教育実習や高等学校の教育実習で扱う「地誌」の基本的な分析方法や地理的トッピックスの取り上げ方について学びます。教育実習につながる授業力を身につけることを到達目標にします。高校の新しい学習指導要領の「地理総合」の内容についても触れます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

ワークシートや作業課題で30%、2回提起するレポート40%、到達度試験で30%で評価します。3分の2以上の出席が到達試験の受験資格です。

4.
教科書・参考書

中学校社会科地理的分野教科書
学習指導要領中学校社会科の解説
参考書は、授業中指示します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

地理的な知識を増やすための読書を行ってください。

6.
その他履修上の注意事項

新聞を読みましょう。宿題で新聞スクラップもします。

7.
授業内容

【第1回】
ガイダンス①新学習指導要領で求められている学力・態度は? 地理力とは?
国連SDGsを知っていますか?
【第2回】
ガイダンス②動態的地誌の見方・考え方と単元構成
【第3回】
Ⅰ身近な地域の教材化①地図の活用(東京・宇都宮・仙台)
【第4回】
Ⅰ身近な地域の教材化②地図からわかること
【第5回】
Ⅰ身近な地域の教材化③地域の歴史
【第6回】
Ⅰ身近な地域の教材化④地域特性を知る
【第7回】
Ⅱ地方スケールの地域教材化(関東地方)
 ①環境と開発
【第8回】
Ⅱ地方スケールの地域教材化(関東地方)
 ②人口と交通網
【第9回】
Ⅱ地方スケールの地域教材化(関東地方)
 ③産業配置 農業(首都圏農業)~いちご県
【第10回】
Ⅱ地方ケールの地域教材化(関東地方)
 ④産業配置 工業・物流基地 繭とゼロ戦と自動車
【第11回】
Ⅲ国スケールの地域教材化(オーストラリア)
 ①環境と開発~平均値ではない環境の見方
【第12回】
Ⅲ国スケールの地域教材化(オーストラリア)
 ②植民地開発と産業~羊の背に乗る資源大国~
【第13回】
Ⅲ国スケールの地域教材化(オーストラリア)
 ③少子高齢化と移民国家オーストラリア
【第14回】
Ⅲ国スケールの地域教材化(オーストラリア)
 ④多文化社会の都市居住の仕組み(民族間の棲み分け)
【第15回】
まとめと試験