Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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健康管理とスポーツ医学(Health Care Administration and Sports Medicine) 日浦 幹夫
3年 後期 専門基礎分野選択 2単位
【柔整・後期】 19-1-1310-3889

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

本講義では、主にアスリートに見られる内科的な諸問題について理解を深めるとともにそれらの問題への具体的な対処方法を実践的に学ぶ。アスリートが直面するパフォーマンス阻害の原因は外科的問題ばかりではなく内科的問題も非常に多い。この授業ではそれら内科的な問題のうち、(1)内臓器官などの疾患、(2)各種感染症に対する対応策、(3)アスリート特有の病的現象、(4)特殊環境下でのスポーツ医学的問題、(5)年齢・性差による特徴、(6)内科的メディカルチェック、(7)ドーピングコントロール、についての理解を深め、またこれらの問題に実践的に対応することのできる能力を修得する。これらの基本的医療知識の習得は現代の高度な医療を担える専門職として非常に重要になります。

2.
授業の到達目標

アスリートに見られる内臓器官等の疾患についてその予防法も含め説明できる。
アスリートに見られる感染症に対する対応策についてその予防法も含め説明できる。
アスリート特有の病的現象についてその予防法も含め説明できる。
特殊環境下のスポーツ医学およぎ年齢・性差による内科的問題の特徴について説明できる。
内科的メディカルチェックにういてその意義や内容について説明できる。
アスレティックトレーナーとして必要なドーピングコントロールについて説明できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

通常授業時に課される小レポートの提出(40%)、試験の結果あるいは提出レポート内容(60%)に応じて評価する。

4.
教科書・参考書

日本スポーツ協会専門科目テキスト「健康管理とスポーツ医学」

5.
準備学修の内容・必要な時間

シラバスに記載した各授業回のテーマに該当するテキストの内容を事前に読んでおき、キーワードをメモして持参してください。    
学習後は各回で学んだ重要事項についてノートにまとめること。
1回の授業あたり1時間程度の予習と30分程度の復習を要する。

6.
その他履修上の注意事項

集中講義を行います。内容をしっかりと復習すること。さらに予習をして臨むことが大切である。

7.
授業内容

【第1回】
アスリートに見られる内臓器官等の疾患
(1)循環器系、呼吸器系の疾患(村井邦彦)
【第2回】
アスリートに見られる内臓器官等の疾患
(2)消化器系、血液系の疾患 (村井邦彦)
【第3回】
アスリートに見られる内臓器官等の疾患
(3)皮膚、腎・泌尿器系、代謝性疾患 (村井邦彦)
【第4回】
感染症に対する対応策
(1)呼吸器系、血液感染症 (村井邦彦)
【第5回】
感染症に対する対応策
(2)皮膚感染症、ウイルス性結膜炎など (村井邦彦)
【第6回】
感染症に対する対応策
(3)海外遠征時に注意すべき感染症、各競技別ルールに見られる感染症対策 (村井邦彦)
【第7回】
アスリート特有の病的現象
(1)オーバートレーニング症候群 (村井邦彦)
【第8回】
アスリート特有の病的現象
(2)スポーツ中の突然死 (村井邦彦)
【第9回】
アスリート特有の病的現象
(3)過換気症候群、摂食障害、減量障害、飲酒・喫煙の運動に対する影響 (村井邦彦)
【第10回】
特殊環境下のスポーツ医学 -高所、低圧/高圧、暑熱/低温環境、時差など(日浦幹夫)
【第11回】
年齢・性差による内科的問題の特徴(1) (日浦幹夫)
【第12回】
年齢・性差による内科的問題の特徴(2) (日浦幹夫)
【第13回】
内科的メディカルチェック その意義/必要性/内容 (日浦幹夫)
【第14回】
ドーピングコントロール(日浦幹夫)
【第15回】
まとめ (日浦幹夫)