Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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環境衛生学(Public Health and Environmental Science) 後藤 純雄
3年 後期 専門科目選択 2単位
【バイオ・後期】 19-1-1319-3823

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

「健康」をテーマとして、健康とは何か、健康を障害する要因とその評価や予防、健康に関する様々な指標の意味を学びます。ディプロマポリシーの(2)及び(3)と関連しています。具体的には以下のような内容を学びます。
(1) 健康の定義・公衆衛生の考え方
(2) 環境衛生(物理的・化学的環境因子)
(3) 疫学の考え方とその方法論
(4) 現代人の健康問題
上記(2)を後藤純雄先生が、(1), (3), (4)を稲垣が担当します。

2.
授業の到達目標

学生は、ヒトの集団に影響を与える様々な要因についての考え方を習得することにより、以下の項目について現状を説明し、将来の展望を考えることができる。
(1) ヒト集団の健康を障害する要因とその予防
(2) 環境汚染物質とヒトの健康の関係
(3) ヒト集団の健康状態の把握と障害要因の探索法
(4) 我が国の医療・保健制度
(5) 感染症の種類とその予防

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

基本的に、期末試験の点数により評価します。60点以上を合格とします。また、必要に応じて講義時間中の小テストなどを実施し、評価に反映します。

4.
教科書・参考書

特に教科書は定めません。講義の度にプリントなどの資料を配布します。参考書として、『シンプル衛生公衆衛生学2019』(南江堂)、『国民衛生の動向』(厚生労働統計協会)を紹介します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

人の健康を脅かす事柄に関するニュースが、日々伝えられています。新聞やテレビなどの報道を見てください。

6.
その他履修上の注意事項

講義への出席が2/3に満たない者は期末試験が受けられません。1日に複数回の講義をまとめて行いますので、出席回数をきちんと自己管理して下さい。

7.
授業内容

【第1回】
健康の定義・公衆衛生の考え方(稲垣)
【第2回】
統計と疫学〜疫学とその方法(稲垣)
【第3回】
人口静態と人口動態(稲垣)
【第4回】
気候変動と健康〜物理的環境因子①(後藤)
【第5回】
放射線と健康〜物理的環境因子②(後藤)
【第6回】
粒子状物質と健康〜化学的環境因子①(後藤)
【第7回】
タバコの影響〜化学的環境因子②(後藤)
【第8回】
水と健康〜化学的環境因子③(後藤)
【第9回】
がんをめぐる話題〜化学的環境因子④(後藤)
【第10回】
日本の医療①〜制度の概要(稲垣)
【第11回】
日本の医療②〜医療保険制度(稲垣)
【第12回】
日本の医療③〜現状と問題点(稲垣)
【第13回】
感染症①〜感染症とは(稲垣)
【第14回】
感染症②〜疫学と予防(稲垣)
【第15回】
地域保健の役割(稲垣)