Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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自動車開発工学1(Automobile Engineering for Development 1) 牧田 匡史
3年 前期 専門科目選択 2単位
【機械・前期】 19-1-1333-4440

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

自動車の開発に必要な、熱力学、材料力学、機械力学、流体力学などの専門科目の知識を用いて、自動車、及び構成部品の性能・機能設計ができる基礎知識を習得します。また、グループワークを基本に実習・課題を行い(アクティブラーニング)、コミュニケーション能力も修得します。この授業では、学位授与の方針(ディプロマポリシー)DP2,4,5に関する知識、技法を習得します。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は企業において自動車の衝突安全性能、および乗り心地性能の研究、設計の業務に携わっており、授業では、企業における実例や実体験、現場での課題などを題材とした議論等を行います。

2.
授業の到達目標

学生は、自動車の構造・構成部品の設計に必要な専門科目の説明ができる。さらに、グループワークをとおして、自動車の設計に必要な課題を解決することができる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

実習・中間課題(60%)、最終課題(40%)により成績評価を行います。課題の解答例は授業中に解説します。

4.
教科書・参考書

教科書:特になし
参考書:「わかる自動車工学」
樋口健治、長江啓泰、小口泰平、渡部英一、永田雅美、永井正夫 共著 日新出版 ISBN:978-4817301383

5.
準備学修の内容・必要な時間

毎回の授業内容についてレポートにまとめてください(A4_一枚を目安。1時間程度)。
前回までの授業内容を活用することが多いので、レポートで復習(授業中の問題を解きなおす)をしておいてください(30分程度)。

6.
その他履修上の注意事項

授業開始毎に出欠を取ります。本講義の単位を取得するためには2/3以上の出席が必要となります。

7.
授業内容

【第1回】
自動車、及び構成部品の性能・機能設計の概要
【第2回】
操縦性と安定性① 車両運動の基礎
【第3回】
操縦性と安定性② タイヤの力学
【第4回】
操縦性と安定性③ タイヤの力学
【第5回】
実習:車両運動の計算(グループワーク)
【第6回】
中間課題:車両運動の計算(グループワーク)
【第7回】
操縦性と安定性④ 操舵と車両の運動
【第8回】
操縦性と安定性⑤ 操舵と車両のロール運動
【第9回】
操縦性と安定性⑥ 車両の旋回運動
【第10回】
実習:車両運動の計算(グループワーク)
【第11回】
中間課題:車両運動の計算(グループワーク)
【第12回】
衝突安全① 市場の事故分析と車両の衝突性能
【第13回】
衝突安全② 車両の衝突性能と乗員の傷害
【第14回】
衝突安全③ 乗員の安全
【第15回】
最終課題、まとめ