1. |
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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自動車開発工学1、2を通じて、自動車全体構成と性能、構造および性能設計のための力学など基礎知識を説明します。そして、熱力学、材料力学、機械力学、流体力学、トライボロジーおよび自動制御など専門科目野学習で得た知識を用いて、自動車開発のための性能計算などの演習・実習(エンジン性能計測やカーシミュレーション)を行います。 この授業ではDP2~DP5についての知識、技術、態度を修得します。
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2. |
授業の到達目標 |
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熱力学、材料力学、機械力学、流体力学、トライボロジーおよび自動制御などの専門科目の学習で得た知識を用いて、自動車開発工学1では操縦安定性能と制動性能を、自動車開発工学2ではパワートレイン系の性能と環境対応技術および人間工学を学びます。これらの演習問題を解くことを通じて自動車への理解を深めると共に、実学の素養を身につけ、技術者としての工学的なセンスを養うことを目標とします。学生は、自動車開発に関する知識やスキルを身に付け、将来のモビリティの在り方の議論も出来るようになります。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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エンジン性能計測実習やレポートおよび課題演習結果(100%)で評価を行います。 提出されたレポート(課題演習)内容に対して、コメントと補足説明を加えフィードバック(評価結果の返却・解説)を行います。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:『自動車工学〔第2版〕』樋口健治、横森求 監修 東京電機大学出版局 参考書:『わかる自動車工学』樋口健治、長江啓泰、小口泰平、渡部英一、永田雅美、永井正夫 共著 日新出版 『熱機関工学』越智敏明、老固潔一、吉本隆光 共著 コロナ社 『自動車工学基礎』自動車技術会
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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シラバスで次回の講義範囲を確認し、約1時間程度、LMSに掲載された資料や教材および教科書や参考書を読み予備学修を行って下さい。また授業の後に復修として約2時間程度、教科者や講義内容を記したノート及びLMSに掲載の資料や教材に目を通し、学んだ内容の理解を深め、次の授業に繋げると共に、レポートや課題を解き提出して下さい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業開始毎に出欠を取ります。本講義の単位を取得するためには2/3以上の出席が必要となります。 教科書、ノート、関数電卓は毎回必携ください。
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7. |
授業内容 |
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【第1回】 | 講義と演習を組み合せて下記15回で構成されます。
エンジンの作動とサイクル | 【第2回】 | エンジンの燃焼と熱効率 | 【第3回】 | エンジンの出力と機能 | 【第4回】 | 実習:エンジンの出力・燃費計測 | 【第5回】 | 課題演習:熱効率、出力(トルク)、燃費、平均ピストン速度、平均有効圧力などの計算 | 【第6回】 | 走行抵抗と動力性能 | 【第7回】 | 走行性能線図とギア比 | 【第8回】 | 登坂・加速性能と惰行性能 | 【第9回】 | 課題演習①:走行速度と駆動力計算 | 【第10回】 | 課題演習②:ギア比の選定 | 【第11回】 | 実習:エンジン出力(トルク)変更時の最高速度や登坂性能比較(カーシミュレーション) | 【第12回】 | 人間の生体システム | 【第13回】 | ドライバと乗員の快適性:ドライビングポジション・視界・乗り心地など | 【第14回】 | ヒューマンマシンインターフェースとドライバモデル | 【第15回】 | 実習:人間の反応時間と自動車の応答性能比較(カーシミュレーション) |
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