Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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航空気象2(Aeronautical Meteorology2) 今井 道夫
1年 HP後期 専門基礎科目選択 2単位
【航空・後期】 19-1-1388-4884

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

パイロットの実践的な気象知識を修得します。
気象に関する多くの情報、気象通報式・天気図・その他のデータを、離発着および飛行中の運航に関連付けて解析し、安全、快適、効率的な運航を実施するために適正な判断ができるよう学習します。この授業は主に講義形式ですが、第10回からは実習形式で行います。DP2に関する知識を修得します。

2.
授業の到達目標

航空機の運用の場である大気は一様ではなく、様々な気象現象が発生します。その大気の中を航空機が飛行します。運航そのものの可否を左右することもあります。気象に関する知識は操縦者にとって不可欠なものです。航空機の安全を確保し快適効率的な運航を行うために、航空機の出発前の飛行の可否あるいは飛行経路上の天候による状況判断ができるように気象についての知識を修得することを目標とします。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

定期試験(60%)、小テスト(20%)、ウェザーブリーフィング(20%)の割合で評価します。
小テスト、 ウェザーブリーフィングの解説を行います。

4.
教科書・参考書

教科書:『航空気象講義ノート』(市来敏綱著、鳳文書林出版販売,ISBN978-4-89279-433-9)

5.
準備学修の内容・必要な時間

予習として、授業終了時に指定した用語について調べてノートにまとめてから授業に臨んでください。(1時間)
この授業では、操縦実習に必要な知識を修得します。復習として、操縦実習科目に応じて知識の確認ができるように毎回授業内容を整理してノートにまとめておいてください。(2時間)


6.
その他履修上の注意事項

テレビ放送の天気予報と現況を対比しながら見ることを習慣として下さい。

7.
授業内容

【第1回】
航空機の運航と気象情報について学びます。
【第2回】
気象観測について学びます。
【第3回】
気象電文の種類、コード名、内容について学びます。
【第4回】
航空気象観測報の解析、天気現象について学びます。
【第5回】
航空気象観測報の解析、視程について学びます。
【第6回】
航空気象観測報の解析、雲について学びます。
【第7回】
航空気象予報の解析について学びます。
【第8回】
着氷(Icing)について学びます。
【第9回】
地上天気図・地上予想天気図について学びます。
【第10回】
高層天気図・高層予想天気図について学びます。
【第11回】
航空機の出発前の気象確認について学びます。
【第12回】
ウェザーブリーフィングの実施要領について学びます。
【第13回】
ウェザーブリーフィングを実施(発表)します。
【第14回】
ウェザーブリーフィングを実施(発表)します。
【第15回】
まとめ・テスト