1. |
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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「いい日旅立ち」は谷村新司の歌のタイトルですが、「いい旅」のためには、行こうとする場所のことをあらかじめ知っておく必要があります。そうした知識には、行き先の自然や社会、産業などさまざまな分野に渡りますが、それはまさに、旅行先の「地理」を知ることに他なりません。この授業では、旅行先となりうる事例として日本の島々を取り上げ、それぞれの島について、基本的な地理的条件、歴史、社会や産業の特徴、抱えている課題などを、自分で調べて報告してもらい、それを基に皆で討論します。「旅に出たくなる」授業を目指します。旅行好きな人、地理好きな人、歓迎です。この授業では、DP1の能力を身につけることを目指します。
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2. |
授業の到達目標 |
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学生は、ある地域についてのさまざまな情報を集め、それを整理・分析して、他人に確実に伝え、それを基に皆とディスカッションして、地域の現状や課題を的確に理解し、問題の解決を目指す能力を身につけます。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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試験(50%)および授業での発表資料、口頭報告やディスカッションの内容・活発さ等(計50%)を総合して評価します。各発表やディスカッションの発言に対するコメントがフィードバックになります。
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4. |
教科書・参考書 |
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授業で取り上げる島々についてのごく基本的な情報を得るための資料として、平岡・須山・宮内編。『図説 日本の島』朝倉書店、2018年、ISBN978-4-254-16355-1 があります。
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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授業で報告する島の状況などについて、自分で文献や記事等の情報を集めて理解を深めることが必要です。インターネットからの情報収集も有効です。担当する報告のためのレジュメ等の準備には少なくとも3時間以上、それ以外の回でも対象の島について、事前に基本的知識を得てメモを作成しておくために1時間半程度の準備を必要とします。各回の発表・ディスカッションの後、それをまとめたメモを作成することが全員に求められます。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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少なくとも1回以上の報告を行い、ディスカッションに積極的に参加することが求められます。具体的に取り上げる島や進め方は、第1回目の授業で相談します。
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授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション(本授業の進め方) | 【第2回】 | 資料作成と報告の仕方についての講習と発表スケジュール調整 | 【第3回】 | 日本の島の概要・特徴についての講義 | 【第4回】 | 北海道の島々。事前に、対象の島々についての情報を収集して、メモを作成しておくこと。報告者はレジュメを準備すること。(以下、同様) | 【第5回】 | 東北地方の島々 | 【第6回】 | 北陸地方の島々 | 【第7回】 | 関東・東海地方の島々 | 【第8回】 | 瀬戸内地方の島々(1) | 【第9回】 | 瀬戸内地方の島々(2) | 【第10回】 | 中国地方日本海沿岸の島々 | 【第11回】 | 九州北部の島々 | 【第12回】 | 九州南部・奄美地方の島々 | 【第13回】 | 沖縄の島々 | 【第14回】 | 遠隔離島 | 【第15回】 | まとめ・総括 |
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