Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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地方都市政策学特論(Public Policy for Urban Economy in Provincial Areas Advanced Course) 荒井 良雄
1年 前期 専門科目選択 2単位
【専地前・前期】 19-3-1464-5194

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

地方都市の振興にはさまざまな難しさがありますが、近年、注目されている地方都市振興の方向として、ものづくりと文化を結びつける「創造都市」と呼ばれる都市づくりの考え方があります。この授業では、「創造都市」に関する基本的な文献について討論することを通じて、地方都市の将来をどのように切り開くことができるかを考えます。この授業は、この授業は、DP1〜2に対応します。

2.
授業の到達目標

学生は、基本的なテキストを丁寧に読解する能力を身につけるとともに、関連する地方都市に関する情報を自力で収集して、報告・討論する力を身につけます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

この授業は演習方式をとり、参加者によってテキストを輪読し、さらに関連する文献、資料等について報告してもらいます。また、各回の授業の後半には参加者皆で報告内容を手がかりにした討論します。成績は、報告内容(60%)および討論への参加状況(40%)に基づいて評価します。参加者には、この討論を通じて、フィードバックされます。

4.
教科書・参考書

佐々木雅幸(2012)『創造都市への挑戦―産業と文化の息づく街へ 』岩波現代文庫、ISBN: 978-4-0060-3242-5
佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)『創造都市への展望―都市の文化政策とまちづくり』学芸出版社、ISBN: 978-4-7615-3152-2

5.
準備学修の内容・必要な時間

テキストとして用いる文献の事前読解とメモ作成および関連資料の収集、報告レジュメの準備、事後のレジュメ修正等のために、少なくとも3時間を必要とします。

6.
その他履修上の注意事項

7.
授業内容

【第1回】
授業概要の解説、授業の進め方に関するガイダンス
【第2回】
「世界都市」と地方都市。報告レジュメの事前作成および授業後の修正。(以下、同様)
【第3回】
佐々木雅幸(2012)「「創造都市」の登場とその系譜」の検討
【第4回】
佐々木雅幸(2012)「創造都市・ボローニャへの招待(職人企業論)」の検討
【第5回】
佐々木雅幸(2012)「創造都市・ボローニャへの招待(文化・福祉行政と協同組合)」の検討
【第6回】
佐々木雅幸(2012)「内発的創造都市をめざす金沢」の検討
【第7回】
佐々木雅幸(2012)「創造都市への多様なアプローチ」の検討
【第8回】
佐々木雅幸(2012)「産業と文化と「創造の場」を作る4つの現場から」の検討
【第9回】
佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「芸術の森とパシフィック・ミュージック・フェスティバル、モエレ沼公園」の検討
【第10回】
佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「盛岡ブランドによるまちづくり」の検討
【第11回】
佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「様な文化政策を実践する仙台のまちづくり」の検討
【第12回】
佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「クリエイティブシティ・ヨコハマの挑戦」の検討
【第13回】
佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「「文化」を生かした産業都市へ」の検討
【第14回】
佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「モデル都市アイランドシティでの試み」の検討
【第15回】
総括討論