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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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下肢の脱臼と、下肢の軟部組織損傷に対する処置の実技を行います。 下肢の脱臼は臨床現場で遭遇することは少ないですが、下肢の軟部組織損傷は臨床現場でも遭遇することが多くあります。 しっかりと学習することによって、臨床現場で対応のできる技術を習得する。 また、国家試験にはこの分野から多く出題されるので、国家試験も見据えて授業を行います。
下肢の骨折は発生頻度は低い外傷ですが、スポーツ現場の救護などで遭遇することがあります。また、比較的に強い外力により発生することから適切な応急処置や施術が必要になります。この授業では下肢に発生する骨折(骨盤骨、大腿骨、膝蓋骨、下腿骨、足根骨、中足骨、足指の骨)についての発生機序や検査法、鑑別疾患、整復法、固定法、後療法を理論を理解した上で、柔道整復学に基づいた根拠のある実技を中心に学習します。 この授業ではDP2,3,4に関する知識、技法、態度を修得する。
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授業の到達目標 |
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下肢の脱臼と、下肢の軟部組織損傷に対する処置の実技を行い、学生が臨床現場で対応のできる技術の習得することを目的とする。
本授業の目標は、これまでに学んだ下肢の骨折についての知識を用いて、実際に実習を通じて各外傷に対する整復法や固定法、後療法などの技術を習得することです。また、実習は4~5人のグループに分かれて行ないますので、臨床現場での施術に必要な術者や助手の役割分担を学び、チームとして施術が出来るようになることを目的とします。
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成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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期試験の結果を評価します。(90%) また小テストと授業において積極性な発言や態度を評価します。(10%)
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教科書・参考書 |
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教科書 ・「柔道整復学 理論編」 全国柔道整復学校協会・教科書委員会編・南江堂 ・「柔道整復学 実技編」 全国柔道整復学校協会・教科書委員会編・南江堂
講義ではLMSを用います。
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準備学修の内容・必要な時間 |
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予備学習として1.5時間程、復習として1.5時間程教科書を読み専門用語の意味などを理解すること。
下記の準備学習として予習・復習を行なってください。(180分) ・予習は、次回授業に該当する教科書の範囲を必ず読んで授業に臨んでください。 ・復習は、授業開始時に前回の範囲の小テストを行ないますので,講義後は次回の講義までに講義内容の確認をしてください。
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その他履修上の注意事項 |
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実習形式の授業のため,白衣は必ず着用してください。 実習には医療人としてふさわしい服装と下記の通り節度ある態度で受講してください。 ・携帯電話の使用は厳禁 ・アクセサリー等の装着は厳禁 ・時間厳守(交通機関の遅延等は除く) 特に実技試験予定日の本人の責での遅刻は認めませんので注意してください。やむ得ず遅刻や欠席する場合は必ず速やかに担当教員まで連絡してください。
※ 各回の授業内容に沿って講義を構成しますが、時間(時限)の配分は適宜調整しながら進めます。
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授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | 股関節脱臼(整復法) | 【第3回】 | 股関節脱臼(固定法) | 【第4回】 | 股関節の軟部組織損傷 | 【第5回】 | 膝蓋骨脱臼 | 【第6回】 | 膝関節部の軟部組織損傷(評価法) | 【第7回】 | 膝関節部の軟部組織損傷(治療法) | 【第8回】 | 中間試験(実技・口頭試問)・まとめ | 【第9回】 | 足部の脱臼(整復法) | 【第10回】 | 足部の脱臼(固定法) | 【第11回】 | 足趾の脱臼 | 【第12回】 | 足部の軟部組織損傷 | 【第13回】 | 実技試験(整復法)・まとめ | 【第14回】 | 実技試験(固定法)・まとめ | 【第15回】 | 授業の総まとめ ※上記の計画で授業を行いますが、進捗状況によって適宜調整しながら進めます。 |
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