Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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スポーツ経済学(Sports Economics) 鳥海 高太朗
3年 前期 専門 基礎系選択 2単位
【地域・前期】 19-1-1557-3382

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

様々な国内・海外のスポーツビジネスの事例を中心に講義していきます。オリンピック・パラリンピック、サッカーワールドカップ、ラグビーワールドカップをはじめ、ヨーロッパのプロサッカーリーグ、アメリカの4大プロスポーツなどの事例を学んだあとに、近年、ファン集客により力を入れ始めた日本のプロ野球、そして地域密着型のスポーツビジネスの見本となったサッカーのJリーグ、そして高校野球や箱根駅伝などといった伝統的な日本のアマチュアスポーツなどについて学習した後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが日本に与える経済効果などについて考えていきます。

2.
授業の到達目標

本講義では、スポーツが経済に大きく貢献していることを学ぶ講義です。プロスポーツからアマチュアスポーツ、参加型から観戦型、現地に足を運ぶことからテレビかインターネットで観戦することまで、どんな形であっても経済、特に地方の活性化になります。そして2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催される中、身近な存在であるスポーツビジネスを学ぶことで、お金の流れなどといった経済学の理解を深めることを目標にします。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

期末試験を基本とし、中間での小テスト(1回)の成績も加味する

4.
教科書・参考書

基本的には毎回プリントを配布します。
参考書:
スポーツの経済学 2020年に向けてのビジネス戦略を考える(小林至、PHP研究所、2200円)

5.
準備学修の内容・必要な時間

講義で取り上げる内容について、事前にニュースやホームページなどで触れておくとスムーズに講義に入れます。

6.
その他履修上の注意事項

スポーツ中継やスポーツニュースなどに日常から触れることで、スポーツによって異なる特性などをより理解できます。

7.
授業内容

【第1回】
オリエンテーション(スポーツ経済学を学ぶ意義について)
【第2回】
昨年開催の平昌オリンピック・パラリンピック、ワールドカップロシア大会を振り返る
【第3回】
現代におけるスポーツビジネスの経済的役割
【第4回】
スポーツの商業化のきっかけとなった1984年のロサンゼルス五輪
【第5回】
サッカー・ワールドカップにおける経済効果(2002年の日韓ワールドカップでの事例を含め)
【第6回】
ヨーロッパを中心としたサッカー・プロリーグの経済学(スペイン、イタリア、イングランドなど)
【第7回】
アメリカの4大スポーツ(MLB、NBA、NFL、NBA)の経済学
【第8回】
日本のプロスポーツビジネスの経済学その1(プロ野球球団の収益構造)
【第9回】
日本のプロスポーツビジネスの経済学その2(Jリーグの理念、地域密着クラブ事例)
【第10回】
今年開催のラグビーワールドカップの経済効果
【第11回】
高校野球、高校サッカー、箱根駅伝、大学ラグビーなど学生スポーツにおける経済学
【第12回】
地域スポーツイベントの経済効果(市民マラソン、国際大会)
【第13回】
2020年東京オリンピック・パラリンピック開催へ向けた組織委員会の役割
【第14回】
2020年東京オリンピック・パラリンピックの経済効果について考える
【第15回】
まとめ・総括