Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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旅行産業論(Travel Industry) 林 良隆
3年 前期 専門 地域経済系選択 2単位
【地域・前期】 19-1-1561-3283

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

現況やデータを基に、将来の旅行業の姿を考えていきます。国内旅行、海外へのアウトバウンドツアー及び海外からのインバウンドツアーの実態、旅行産業の実際、経営特性、ニューツーリズム、新しい観光資源の特性、旅行産業の関連産業を把握して今後の旅行産業の発展を考察していきます。
この授業ではDP2に関する知識、能力を修得する。

2.
授業の到達目標

旅行産業の歴史的な経緯、社会に果たす役割と機能、営業内容と経営特性、課題を把握したえうで、現代の旅行業の動向を考察し、観光立国を宣言した日本における旅行業の重要性と意義が修得できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

定期試験50%、レポートおよび発表50%。
最後の授業で全体に対するフィードバックとテストの解説を行う。

4.
教科書・参考書

テキストは使用しませんが、必要なレジメ等は適宜配布します。参考文献や書籍は講義時に随時紹介します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

日頃より旅行募集パンフレットや旅行社のネット上の情報を見ておいてください。また、事前に準備学習のポイントの指示、あるいは次回のための資料やデータ等を用意しておき事前配布することもありますので、実態や問題点を把握しておいてください。

6.
その他履修上の注意事項

授業計画は適宜変更します。講義時に詳細を知らせますが、飲食・途中退席禁止、携帯・スマートフォンはOFFにしておき鞄等に収容すること等の諸注意があります。

7.
授業内容

【第1回】
ガイダンス、観光の定義     復習:観光の定義、旅行と観光の構成(1時間)
【第2回】
観光地・観光資源、旅行の歴史  
   予習:観光資源の種別(1時間) 復習:観光地、旅行の成立の歴史(1時間)
【第3回】
日本の観光産業の俯瞰(市場規模、市場構造))
   予習:過去3年間の市場額の推移(1時間) 復習:市場別動向の要因(2時間)
【第4回】
日本の旅行マーケット(国内旅行市場)
   予習:過去3年間の国内旅行市場額の推移(1時間)復習:国内旅行市場額推移の要因(2時間)
【第5回】
日本の旅行マーケット・海外旅行市場(アウトバウンド)
   予習:過去3年間の海外旅行市場額の推移(1時間)復習:海外旅行市場額推移の要因(2時間)
【第6回】
日本の旅行マーケット・訪日外国人市場(インバウンド)
   予習:過去3年間の訪日外国人市場額の推移(1時間)復習:訪日外国人市場額推移の要因(2時間)
【第7回】
訪日イスラム教徒の受入れ(ムスリム・インバウンド)
   予習:イスラム教徒の習慣(1時間) 復習:ハラール認証(1時間)
【第8回】
ケース・スタディ「てるみくらぶ」
   予習:「てるみくらぶ」破綻の経緯(2時間) 復習:旅行業者と仕入れ先の関連(1時間)
【第9回】
宿泊ビジネス(レベニュー・マネジメント、ADR等)
   予習:ホテルの経営及び運営の種別(2時間) 復習:レベニュー・マネジメント(1時間)
【第10回】
民泊   
予習:「住宅宿泊事業法」の概略(1時間) 復習:民泊の問題点(1時間)
【第11回】
旅行業の実際1(旅行業法eコマース、ダイナミック・パッケージ)
   予習:航空会社のダイナミック・パッケージの内容を事前に調査(1時間) 復習:旅行業とダイナミック・パッケージ(2時間)
【第12回】
旅行業の実際2(MICE、BTM)
予習:MICEの意味と内容の事前学習(2時間) 復習:ユニーク・ベニューの実際、旅行会社のBTMの実際(1時間)
【第13回】
運輸機関(航空、鉄道、フェリー等)
   予習:航空会社のアライアンス(1時間) 復習:LCCのビジネス・モデル(2時間)
【第14回】
商品企画、ニューツーリズム
   予習:大手旅行会社の商品ブランド名(1時間) 復習:ニューツーリズムの実際(1時間)
【第15回】
確認試験とまとめ