Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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フィールドワーク(Study Tour and Workshop) 丹羽 孝仁
2年 後期 専門 演習・実習選択 2単位
【地域・後期】 19-1-1594-4441

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

この演習では、現地調査で必要となる地域調査の手法を実践的に学びます。これによって、地域経済や地域政策の強みを理解するための視点を学びます。
この演習ではDP2,DP3に関わる知識,技法,態度を修得します。
フィールドワークをアクティブラーニングとして実施します。
本科目は,実務経験のある教員による授業です。担当教員は民間企業と公官庁においてフィールドワーク(実地調査)に携わっており,その実務経験を交えながら,講義と演習を展開します。

2.
授業の到達目標

① 地域調査の手法を理解できる。
② 質的調査を実践できる。
③ データを解釈することができる。
④ 自分の考えを言葉・文章で表現できる。
⑤ 他人の考えに共感できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

フィールドワークへの参加と受講生全員でまとめる報告書(70%)、授業への取組姿勢(30%)により評価します。

4.
教科書・参考書

テキストは指定せず、参考資料を適宜紹介します。

参考書
『新・社会調査へのアプローチ-論理と方法-』大谷信介・木下栄二・後藤範章・小松洋編著、ミネルヴァ書房、ISBN:978-4623066544
『社会調査の基礎』北川由紀彦・山北輝裕著、放送大学教育振興会、2015年、ISBN:978-4595315664
『フィールドワークの技法-問いを育てる、仮説をきたえる-』佐藤郁哉著、新曜社、2002年、ISBN:978-4788507883

5.
準備学修の内容・必要な時間

【準備】
テキストを使用しませんので、特に必要ありません。必要な際にはLMSに資料をアップします。
【復習】
フィールドワークの実施に向け、週ごとに簡易レポートを提出してもらいます。それを添削後に返却し、最終報告書の準備をしてもらいます。簡易レポートは週あたり2時間程度、最終報告書の作成には積算で10時間必要です。

6.
その他履修上の注意事項

調査地・調査テーマは、講義の頭で皆さんと相談して決定します。
夏期休校期間に2泊3日の合宿調査を行います。
最後に、フィールドワークの成果を報告書としてまとめます。
合宿調査では、地域経済学科から補助が一部でますが、交通費や宿泊費、滞在費で自己負担が発生します。あらかじめ承知おきください。

7.
授業内容

第1回 イントロダクション:社会調査の目的とフィールドワークの視角
第2回 フィールドワークのテーマと仮説の設定
第3回 調査の対象と方法:量的調査と質的調査
第4回 調査倫理
第5回 既往研究や既存データの活用
第6回 ヒアリング調査とその分析手法
第7回 調査項目の検討
第8回 調査準備①:調査地の概略
第9回 フィールドワークの方法と注意点
第10回 調査票・インフォームドコンセントの作成
第11回 調査準備②:調査対象者の選定・サンプリング
<フィールドワーク,2泊3日>
第12回 現地調査のまとめ①:データ入力
第13回 現地調査のまとめ②:さまざまな分析
第14回 現地調査のまとめ③:報告書の作成
第15回 まとめ