Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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GIS(地理情報システム)(Geographical Information Science) 丹羽 孝仁
3年 後期 専門 基礎系選択 2単位
【地域・後期】 19-1-1599-4441

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

情報の高度化に伴い、様々なデジタルデータの蓄積が進んでいます。位置に関連したデータ、地理情報もその一つです。地理情報は、地域経済を理解する際に重要であり、また地域政策を形成する際のエビデンスでもあります。GISは、地理情報を管理・運用するツールであるとともに、それ自体が学問領域を構成します。そこで本講義では、地理情報を活用できる人材育成を意図し、GISに関する基礎的な知識を教授します。
この授業ではDP1に関連する知識と技法を習得します。
演習形式を部分的に行う可能性があります。グループで相談・討議しながら演習を進めてください。
本科目は,実務経験のある教員による授業です。民間企業と公官庁において都市計画や防災関連の地理情報の作成・管理・分析の経験を基にした講義を行います。

2.
授業の到達目標

① GISの概念を理解する。
② GISに関する専門知識を説明できる。
③ これからの世の中にGISがどのような影響を与えるかイメージできる。
④ 地図やIT技術に関心をもつ。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

期末に試験とレポートの両方を課します。
試験(60%)、レポート(10%)、授業への参加態度(30%)で評価します。
試験・レポートは採点基準を示すとともに、採点結果をLMS上でフィードバックします。

4.
教科書・参考書

教科書
『地理情報科学—GISスタンダード—』浅見泰司・矢野圭司・貞広幸雄・湯田ミノリ編、古今書院、2015年、ISBN:978-4772252867

参考書
『地理空間分析』杉浦芳夫編、朝倉書店、2003年、ISBN:978-4254167139
『空間解析入門—都市を測る・都市がわかる—』貞広幸雄・山田育穂・石井優光編、朝倉書店、2018年、ISBN:978-4254163568
『経済・政策分析のためのGIS入門1-ArcGIS Pro対応-』河端瑞貴著、古今書院、2018年、ISBN:978-4772231886

5.
準備学修の内容・必要な時間

【予習】
講義はテキストの章と対応させて進めます。準備学習として,該当の章を通読してください(1時間程度)。
【復習】
講義後に資料をLMSにアップします。テキストと資料を基に復習し、各自でまとめノートを作成してください(2時間程度)。
試験には各自が作成したまとめノートの持ち込みを許可します。

6.
その他履修上の注意事項

LMSを活用します。
要望に応じて、演習を行います。

7.
授業内容

【第1回】
イントロダクション,地理情報科学(1章)
【第2回】
地理情報システムと地理情報科学の歴史(2章)
【第3回】
空間的思考とGIS(3章)
【第4回】
既存データの地図データと属性データ(7章)
【第5回】
空間データ(8章)
【第6回】
基本的な空間分析(11章)
【第7回】
ネットワーク分析(12章)
【第8回】
領域分析(13章)
【第9回】
点データの分析(14章)
【第10回】
ラスタデータの分析(15章)
【第11回】
視覚的伝達(21章)
【第12回】
地図の表現モデル(22章)
【第13回】
GISの社会貢献(25章),参加型GISと社会貢献(26章)
【第14回】
GISと教育・人材育成(29章)
【第15回】
GISと未来社会(30章),まとめ