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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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この授業は、通信教育課程のDP1(人文・社会科学をはじめとする基礎的な教養)に関連する科目です。 本科目は、人間関係において重要な役割を果すコミュニケーションの構造や特徴を理解することで、自らを取りまく人間関係について、客観的に考察する視点を獲得できることをねらいとしています。その際、特に日本語によるコミュニケーションに焦点をあてます。 まずコミュニケーションの全体像を日本語におけるコミュニケーション、言語・非言語コミュニケーションなどの観点から概観します。続いて、(1) 対人関係のコミュニケーション、(2) 日本語における比喩やオノマトペ、(3) 公共の場や異文化間におけるコミュニケーションについて考えます。最後に、それまでの授業を総括し、コミュニケーションの諸相から人間関係について考察します。
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授業の到達目標 |
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コミュニケーションの構造や特徴を理解する。 上記を基に、人間関係について、客観的に考察する視点を獲得する。
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成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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科目修得試験は100点満点中60点以上を合格とします。 最終的な成績評価は、レポート課題(2つ)40%、試験60%で行います。
レポートはLMSで提出を受け付けます。レポートについては、適宜コメントを付けて返却します。
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教科書・参考書 |
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以下のテキストを使用します。 滝浦真人・大橋理枝 (2015)『日本語とコミュニケーション』放送大学教育振興会(ISBN 978-4595315435) また、LMSにサブ・テキストを公開します。
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準備学修の内容・必要な時間 |
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学習を開始する前に、サブ・テキストの「はじめに」(p.1 - p.2)を読んでください。この科目の学習の流れが説明されています。 各回の学習は、以下のように進めてください。 (1) メイン・テキスト(『日本語とコミュニケーション』)による学習に入る前に、サブ・テキストに記載された「① 学習のポイントを知ろう【メイン・テキストを読む前に】」の項目に目を通してください。(時間の目安:20分) (2) メイン・テキストを読み終えたら、サブテキストの「② テキストを深く読もう【メイン・テキストを読んだ後に】」の課題に取り組んでください。 (時間の目安:80分) (3) さらに学習を深めるため、サブ・テキストの「③ 実践してみよう【学習したことをもとに調べたり、実際に試したりする】」の課題に取り組んでください。(時間の目安:80分)
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その他履修上の注意事項 |
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レポート課題の作成にあたっては、テキストや参考文献の引き写しにならないように留意し、問いに即して自分でまとめたり、比較したり、考察したりするなどしてください。また、参考文献からの引用は適切に行ってください。
レポートの書き方について不安がある人は、書籍等で学修することを強くお勧めします。以下にいくつか参考文献を紹介しますが、これ以外にもレポートの書き方に関する良書は多く出版されています。自分に合った書籍を使って学んでください。 戸田山和久(2012)『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』NHKブックス(ISBN 978-4140911945) 石黒圭(2012)『論文・レポートの基本』日本実業出版社(ISBN 978-4534049278)
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授業内容 |
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【第1回】 | コミュニケーションの構造と本質 | 【第2回】 | 日本語のコミュニケーション | 【第3回】 | 言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション | 【第4回】 | あいさつのコミュニケーション | 【第5回】 | 対人関係における言葉―ポライトネスの考え方を通して(1)― | 【第6回】 | 依頼・勧誘の場面におけるコミュニケーション―ポライトネスの考え方を通して(2)― | 【第7回】 | 感謝・謝罪・褒めの場面におけるコミュニケーション―ポライトネスの考え方を通して(3)― | 【第8回】 | 対人関係のコミュニケーション | 【第9回】 | 敬語のコミュニケーション | 【第10回】 | スピーチのコミュニケーション | 【第11回】 | 比喩とコミュニケーション | 【第12回】 | 日本語のレトリックとオノマトペ | 【第13回】 | 公共の場におけるコミュニケーション―禁止を中心に― | 【第14回】 | 異文化間のコミュニケーション | 【第15回】 | コミュニケーションから考える人間関係 |
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