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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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心理学は、実証的科学です。研究の対象は「事実」であり、そのような意味でテレビや一般向けの書物を通じて流布される言説とは異なります。 本講義では、心理学の諸研究がどのようにして「事実」を明らかにしているのかという「実証」の過程を明らかにします。具体的には、まず実証の過程を学び、その上で実際の心理学の実験研究について理解を深め、心理学の正しい知識を修得することを目指します。
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2. |
授業の到達目標 |
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学生は、心理学の知見をとおして、心理学の実証過程について正しく理解し、説明できる。
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成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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課題レポート50%と試験50%で評価します。 課題レポートは、下記の2つのテキストを読んだ上で記述してもらいます。レポートは①テキストの理解、②文章の構成、③自身の考察の3点から評価します。また、評価後にレポートを返却しフィードバックを行います。 試験では、心理学の実験研究の考え方が理解できているかを確認する問題を出します。
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教科書・参考書 |
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高野陽太郎・岡隆 編)心理学研究法補訂版 有斐閣アルマ ISBN-10: 4641220867 ダン・アリエリー 予想どおりに不合理 早川書房 ISBN-10: 4150503915
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準備学修の内容・必要な時間 |
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1.予備学習として、指定されたテキストを全て読み、内容についてまとめておく(3時間) 2.テキストで学んだ内容について応用例を考える(30分) 3.自身で興味をもった心理学の本を1冊は読む(3時間)
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その他履修上の注意事項 |
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授業内容 |
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【第1回】 | 科学と実証 | 【第2回】 | 実験と観察 | 【第3回】 | 実証の手続き | 【第4回】 | 独立変数の操作 | 【第5回】 | 従属変数の測定 | 【第6回】 | 剰余変数の統制 | 【第7回】 | さまざまな実験法 | 【第8回】 | 心理学に特有な問題 | 【第9回】 | 調査法 | 【第10回】 | 観察法 | 【第11回】 | 検査法 | 【第12回】 | 面接法 | 【第13回】 | 研究の実施 | 【第14回】 | 結果の解釈 | 【第15回】 | 研究報告 |
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