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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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1 我が国は、成文法主義を採用しているため、我が国における「法」は、国会が制定する「法律」とほぼ同義となります。このことを念頭に置きながら、法の概念、法の構造、法の存在形式、法の効力、法の分類など法に関する基礎的な事項を概説します。 2 次に、我が国の最高法規範である日本国憲法と私法の基本的法律である民法に関して、基本的な事項を概説します。 3 この授業では、DP3に関する知識、技法、態度を習得する。 本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は、長期にわたり衆議院法制局において議員立法の作成事務に従事しており、授業においては、その経験を活用しつつ、「法」の内容を具体的に説明します。
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2. |
授業の到達目標 |
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学生は、我が国における法の在り方を理解するとともに、憲法、民法その他の法令に関して基礎的な知識を習得することができる。
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成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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期末試験によります。ただし、期末試験を受験するためには、レポート課題A及びレポート課題Bを提出して合格することが必要です。 レポート課題の評価は、提出されたレポートに記載して返却されます。 期末試験の評価は、希望者に連絡します。
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教科書・参考書 |
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教科書① 通信教育用テキスト「法学」 ② 岩志和一郎(編著)『新版 法学の基礎』 成文堂 ISBN978-4-7923-0483-6
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準備学修の内容・必要な時間 |
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教科書①及び②を良く読んでください。そして教科書の各項目ごとにその内容をノートにまとめてみてください。(30時間程度)。 さらに、二つのレポート課題を作成する必要があります(20時間程度)。
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その他履修上の注意事項 |
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法学の究極の目的は、経済学と同じく、人間の幸福の実現に資することにあります。 基本的な事項をしっかり学習してください。
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授業内容 |
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【第1回】 | 本講義の概要
| 【第2回】 | 法の構造・・・行為規範・裁判規範・組織規範 | 【第3回】 | 法の概念・・・慣習規範・道徳規範・法規範の相違
| 【第4回】 | 法の目的と使命・・・社会秩序の維持・自由の確保・正義の実現
| 【第5回】 | 法の存在形式・・・憲法・法律・命令・条例・条約
| 【第6回】 | 法の適用範囲・・・人・場所・時
| 【第7回】 | 法令用語・・・「及び」と「並びに」の使い方その他の法令用語の解説 | 【第8回】 | 日本国憲法(1)・・・三つの基本原理
| 【第9回】 | 日本国憲法(2)・・・基本的人権 | 【第10回】 | 日本国憲法(3)・・・統治機構(国会・内閣・裁判所・地方自治) | 【第11回】 | 日本国憲法(4)・・・憲法改正 | 【第12回】 | 民法(1)・・・私法の基本原則 | 【第13回】 | 民法(2)・・・法律行為・意思表示
| 【第14回】 | 民法(3)・・・物権
| 【第15回】 | 民法(4)・・・債権・契約・不法行為 |
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