Web Syllabus(講義概要)

平成31年度

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統計と社会(Statistics in Society) 津村 健太
2年 後期 専門 基礎系選択 2単位
【地域・後期】 19-1-1762-4746

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

 本授業は、地域経済学科のDP2(複雑な地域の経済問題の理解、その解決に取り組む能力)、および3(地域の経済発展に寄与するリーダーシップ、起業家精神、行動力、倫理観)に関連する科目です。
 
 現代社会には、多くのデータがあふれています。例えば、毎日のように様々な調査結果が公表されていますし、病気にかかるリスクや手術・治療法の成功率なども統計的なデータの一つです。それらのデータを正しく理解し、惑わされないためには、統計や確率についての知識が欠かせません。

 この授業では、人文・社会科学や自然科学で用いられる統計的手法(データの分析方法)のうち、初歩的なものを学びます。さらに、ビッグデータなど、社会の中でどのようにデータや統計が活用されているのか、ということについても学んでいきます。

 数学や統計になじみのない人でも統計を学べるよう、基礎的な内容を扱います。

 授業は講義と演習を織り交ぜて進めていきます。また、パソコンを使って実際に分析を行います。この授業でデータを分析する力を身に付けながら、統計学の面白さを体験しましょう。 

2.
授業の到達目標

 検定や推定の基本的方法を身に付ける。
 
 データを分析し、考察できるようになる。 

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

 最終成績は、期末テスト(40%)、平常点(60%)で評価します。
 
 平常点は、自習課題の提出や3本のレポートをもとに評価します。期末テストでは計算問題や語句説明などを出題します。
 
 自習課題については、翌週の授業で解説をします。レポートについては、発表会において適宜コメントをします。期末テストについては、テスト後に解説をします。

4.
教科書・参考書

 LMSを使用します。LMSに授業の資料をアップするので、事前に各自でダウンロードや印刷をし、授業に持参してください。
 
 教科書は使用しませんが、統計に関する書籍を何か1冊入手することをおすすめします。いくつかの候補を授業中にお見せします。

5.
準備学修の内容・必要な時間

 LMSに授業の資料をアップするので、授業の前に資料を読み、授業内容や用語、計算式などについて、事前に予習をしてください(時間の目安:30分)。
 
 授業後には資料やノートをよく読んで必ず復習し、疑問点やわからない点があれば質問に来てください。また、復習のための自習課題を課しますので、必ず解いてきてください。成績評価の対象となります。(時間の目安:1時間)
 
 そのほかに、期末試験に向けての復習や、レポート作成に、1学期合計20時間程度の時間を割いてください。 

6.
その他履修上の注意事項

 「統計学入門」の履修は必須ではありませんが、「統計学入門」で扱った内容を学修していることを前提に授業をすすめます。履修していない場合は、平均値、標準偏差、正規分布、相関係数などについて自習しておいてください。 
 
 授業中の問題演習、自習課題、テストで電卓を使用します。ルート(√)の計算ができる電卓を用意してください。関数電卓でも問題ありません。
 
 微分積分の知識は必要ありませんが、数式を使って説明を行う箇所があります。また、数式を使って解く課題が課されます。 

7.
授業内容

【第1回】
ガイダンスとイントロダクションをおこない、社会の中の統計の重要性について紹介します。
 
【第2回】
検定とは何かについて学び、カイ二乗検定について理解します。
 
【第3回】
公表されている消費者調査等のデータをもとに、統計ソフトを用いてカイ二乗検定の分析実習を行います。
 
【第4回】
検定とは何かについて学び、t検定について理解します。
 
【第5回】
公表されている消費者調査等のデータをもとに、統計ソフトを用いてt検定の分析実習を行います。
 
【第6回】
レポート発表会・ディスカッション(カイ二乗検定・t検定)
 
【第7回】
得られたデータから全体の姿を推定する方法について学びます。(母平均の推定)
 
【第8回】
得られたデータから全体の姿を推定する方法について学びます。(母比率の推定)
 
【第9回】
ここまでの復習をします。
 
【第10回】
統計を用いて予測する方法(回帰分析)について学びます。
 
【第11回】
公表されている消費者調査等のデータについて、統計ソフトを用いて回帰分析実習を行います。
 
【第12回】
回帰分析の結果から何が言えるのかレポートにまとめます。
 
【第13回】
レポート発表会・ディスカッション(回帰分析)
 
【第14回】
社会の中で目にする統計や、ビッグデータやAIなどの新しいデータ活用法について学びます。
 
【第15回】
試験と、試験の解説・復習をします。