1. |
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
|
個人が心理的に成長し、他者と主体的、生産的に結びつくためには、自身と他者のパーソナリティ(人格、性格)をより深く知ろうとし続ける努力が必要です。それは個人個人が実生活のなかで自身のこころを使いながら試行錯誤を繰り返す情緒的な営みです。 本授業ではそのための道標として、これまでの代表的なパーソナリティ理論を紹介し、自他のパーソナリティについてより深く理解することを学びます。そして、受講者自らが心理テストを体験したり、受講者同士のディスカッションを通して自分のパーソナリティやこころの動きについての理解を深めます。 また、上記のような人間理解に関する基礎的な知識を身につけることで、受講者各自が自身の社会生活、対人関係に応用できることをねらいとします。 この授業は、DP1に関連した科目です。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
本授業では以下の点を身につけることを到達目標とします。 (1)パーソナリティ(人格、性格)についての基本的な知識を正しく理解できる。 (2)自身のパーソナリティの理解を深めることができる。 (3)他者をより深く理解できる。 (4)個人個人のパーソナリティが他者との対人関係にどのような影響をもたらすかについて理解できる。
|
3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
|
・2日間の授業(10回)に全て出席してください。 ・授業中の課題(50%)、科目修得試験(50%)によって成績を評価します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
・指定テキスト:『徹底図解 心理学 生活と社会に役立つ心理学の知識』、青木紀久代/神宮英夫編著、新星出版社 ISBN-13:978-4405106758 ・サブテキスト
|
5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
|
テキストを授業前に十分に読んでおいてください。そして、専門用語の意味について事前に調べておいてください(目安は30分ほど)。そして、授業後にはその時間の授業内容を踏まえて自分自身や他者のパーソナリティ、対人関係のあり方について考察してみてください(目安は30分ほど)。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
・本科目は、第1回~5回の授業をLMS上での学修とし、第6回~10回(1日目)と第11回~15回(2日目)は対面授業とします。 ・授業にはテキスト、サブテキストを必ず持参してください。 ・試験では資料の持ち込みができません。
|
7. |
授業内容 |
|
【第1回】 | LMS上での学修 パーソナリティの概念について | 【第2回】 | LMS上での学修 心の領域について | 【第3回】 | LMS上での学修 心の構造について | 【第4回】 | LMS上での学修 パーソナリティの類型について(クレッチマー、ユングの類型) | 【第5回】 | LMS上での学修 パーソナリティの類型について(精神医学的な分類) | 【第6回】 | ガイダンス 心理テストを体験する(星と波のテスト) | 【第7回】 | 心理アセスメント 心理テストを体験する(風景構成法) | 【第8回】 | フロイトのパーソナリティ理論 | 【第9回】 | 心の構造と防衛機制について 心理テストを体験する(エゴグラム) | 【第10回】 | 精神医学的なパーソナリティ分類① 代表的な精神疾患について | 【第11回】 | 精神医学的なパーソナリティ分類② パーソナリティ障害とパーソナリティを構成する要素について | 【第12回】 | 精神力動的なパーソナリティ分類① 精神力動的定式化 | 【第13回】 | 精神力動的なパーソナリティ分類② パーソナリティと防衛機制 | 【第14回】 | こころの発達:フロイト、エリクソン、ブロスの発達論 | 【第15回】 | 試験、まとめ |
|