Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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日本の政治構造Ⅱ(Political Structure of JapanⅡ) 古家 正暢
1年 後期 専門 基礎系選択 2単位
【地域・後期】 19-1-1811-4886

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

〇18歳選挙権が導入されたとはいえ、我が国の若者の政治的無関心・低投票率には深刻なものがあります。人口減少・少子高齢化が進む日本において、課題が山積しています。縁遠いと思っている政治にこそ、私たちの生活を変革する「力」が宿っていると考えます。私たちは、政治と無関係に生きていくことはできません。「みんなの願いが叶う政治」とは、いかにあるべきかを一緒に考えていきます。
〇特に後期:Ⅱでは、日本の政治構造を「日米地位協定」から読み解き、沖縄や原子力発電所に焦点を当てていきます。アクティブラーニングとしては、第8回・第14回に、それまでの学びを基本としたダイアローグを実施します。
〇本授業は、ディプロマポリシー2・3に関連します。

2.
授業の到達目標

〇学生は、政治構造に関する基礎知識を習得する。(知識・理解)
〇学生は、政治に関する適切な見解を表現する力を身につける。(表現)
〇学生は、「日米地位協定」の意味を理解するとともに政治全般に興味を示す。(知識・理解・関心・意欲)

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

〇リフレクションペーパー(出席と学びの証) 30%
〇ダイアローグでの参加姿勢(発言)40%
〇フィードバックに基づくエッセイ 30%
 *最終第15回の授業で全体の「学びの履歴」のフィードバックを行いエッセイを書く。

4.
教科書・参考書

伊勢崎賢治・布施祐仁『主権なき平和国家』 集英社 2017 ISBN:978-4420310772
矢部宏治『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』集英社 2014 ISBN:978-4797672893

5.
準備学修の内容・必要な時間

〇事前学修(予習)として、テキストの指定された章を読み込んでから授業に臨んでください。(45分)
〇事後学修(復習)として、授業のキーワードを最低5個抽出しまとめてください。(15分)
〇毎日、最低30分は新聞を読む習慣をつけてください。

6.
その他履修上の注意事項

新聞やニュースを毎日チェックして、現代日本の政治状況について関心を持つようにしてください。可能な限り、新聞を定期購読するように努めてください。

7.
授業内容

【第1回】
ガイダンス 授業の内容・進め方 準備学習の取り組みについて(毎時間、指定されたテキストの範囲を読み込んでから授業に臨むこと等を指示する。)
【第2回】
主権にあいまいな国
【第3回】
刑事裁判権
【第4回】
基地管理権
【第5回】
全土基地方式と思いやり予算
【第6回】
国連PKO地位協定
【第7回】
日米地協定改定案
【第8回】
ダイアローグ「主権なき平和は、日本の平和なのか」
【第9回】
基地と憲法
【第10回】
日本はなぜ、原発を止められないのか
【第11回】
昭和天皇と日本国憲法
【第12回】
国連憲章と第2次世界大戦後の世界
【第13回】
自発的隷従と歴史的起源
【第14回】
ダイアローグ「ポスト平成の日本の政治は、如何にあるべきなのだろう」
【第15回】
振り返り (「学びの履歴」に基づくフィードバックを行いエッセイを書く)