最新の画像診断機器としては、超音波診断装置、X線診断装置、CT、MRI、PET等があり、これらの機器は画像を作り出すための独自技術を有し、高度な医療を支えていますが、このようなメリットだけでなく放射線被曝等のディメリットについても理解しなければなりません。それぞれの診断装置は、体に発生した異常を画像化し、病気の広がりや原因等の情報を提供します。 医師は、この情報に基づいて、処置や治療の判断を行いますが、最近では3次元や4次元の大量の画像情報と様々な検査情報を総合的に扱わねばならず、この大量な医療情報を如何に効率よく的確に扱うかが大きな課題となっています。 さらに、これらの医療情報をネットワークを介して遠隔で診断したり、病院と診療所で共有するような要求もあり、我々国民が安心して最適な医療を享受するためには、さらなる医用工学やITの技術の進歩が望まれています。 医療における技術の応用について、その可能性についても考えてみましょう。 この科目は、ディプロマポリシーDP4MとDP4Eに関連します。
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