Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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医用画像情報システム(Medical Imaging and Information Systems ) 鈴木 弘志
2年 前期 専門科目選択 1単位
【情電・前期】 19-1-1824-3025

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

最新の画像診断機器としては、超音波診断装置、X線診断装置、CT、MRI、PET等があり、これらの機器は画像を作り出すための独自技術を有し、高度な医療を支えていますが、このようなメリットだけでなく放射線被曝等のディメリットについても理解しなければなりません。それぞれの診断装置は、体に発生した異常を画像化し、病気の広がりや原因等の情報を提供します。
医師は、この情報に基づいて、処置や治療の判断を行いますが、最近では3次元や4次元の大量の画像情報と様々な検査情報を総合的に扱わねばならず、この大量な医療情報を如何に効率よく的確に扱うかが大きな課題となっています。
さらに、これらの医療情報をネットワークを介して遠隔で診断したり、病院と診療所で共有するような要求もあり、我々国民が安心して最適な医療を享受するためには、さらなる医用工学やITの技術の進歩が望まれています。
医療における技術の応用について、その可能性についても考えてみましょう。
この科目は、ディプロマポリシーDP4MとDP4Eに関連します。

2.
授業の到達目標

医療に用いられている最新の画像診断機器の簡単な原理・特質と、これらの診断機器から得られる医用画像情報が最近のITにて、どののように統合管理され実際の医療の中で使われているかを学びます。
これらのことから、医用画像情報システムが、医療技術の発展に今後どのように寄与していくかを一緒に考えて行きたいと思います。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

試験としてレポート提出。
レポートの記載内容をチェックし、講義内容の理解度を確認し、採点。
結果をフィードバック。

4.
教科書・参考書

配布プリント

5.
準備学修の内容・必要な時間

現状の医療の課題について調べておいて下さい。

6.
その他履修上の注意事項

7.
授業内容

【第1回】
医療における医用画像診断機器の役割について
【第2回】
最新の医用画像診断機器1:超音波診断装置
【第3回】
最新の医用画像診断機器2:X線診断装置
【第4回】
最新の医用画像診断機器3:CT、MRI、PET
【第5回】
医用画像デジタルデータの共通規格について
【第6回】
医用画像管理システムについて
【第7回】
医用画像診断機器とITの連携について