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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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「歴史は現在と過去との対話である」(E・H・カー)と言われます。日本の過去について学ぶことは、今日の日本やこれからの日本について考えることです。この授業では、テキストに基づいて日本の近現代を経済の側面から振り返り、経済発展の基本的な流れを学びます。その際、日本国内だけに視野を限定するのではなく、日本を取り巻く世界の動きとの関係を重視して学んでいきます。また、授業では、論点をめぐって少人数で話し合うグループ学習を取り入れていきます。それを通じて、ディプロマ・ポリシーのDP1「経済学の手法によって地域の問題を調査・研究する能力」を育成します。
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2. |
授業の到達目標 |
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日本の近現代における経済発展について大きな流れを説明できるようになる。 日本経済と世界経済との関係についての説明できるようになる。 今日の日本が直面する経済的課題について歴史的な視点から語ることができるようになる。 日本経済をめぐる様々な議論について批判的に語ることができるようになる。
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成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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中間試験(25%)、期末試験(60%)、平常点(15%)、合計(100%)で評価します。 中間試験の結果はフィード縛して、改めて理解を深めます。
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教科書・参考書 |
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教科書 『日本経済史』有斐閣、2016年(ISBN 978-4-641-16488-8) 参考書 『日本経済史1600-2015』慶応大学出版会、2017年(ISBN 978-4-7664-2335-8)
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準備学修の内容・必要な時間 |
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事前に、それぞれの周に行う教科書の記述を熟読し、その内容について関心をもつ事項を調べる作業を90分程度行って下さい。 授業後には、90分程度の時間を使って教科書の該当個所を再読し、関心をもった事項を調べてみて下さい。
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その他履修上の注意事項 |
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授業内容 |
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【第1回】 | 授業のねらいと進め方、第1次世界大戦後の大きな流れ | 【第2回】 | 戦間期①国際経済とマクロ経済(教科書第4章第1節) | 【第3回】 | 戦間期②経済政策の展開(第2節) | 【第4回】 | 戦間期③産業発展の諸条件(第3節) | 【第5回】 | 戦間期④労働市場と教育体系(第4節) | 【第6回】 | 戦間期⑤金融の構造(第5節) | 【第7回】 | 戦間期⑥変貌する都市と農村(第6節) | 【第8回】 | 戦間期のまとめと中間試験 | 【第9回】 | 戦時期①統制経済の開始(第5章第1節) | 【第10回】 | 戦時期②産業構造の変化(第2節) | 【第11回】 | 戦時期③「日本型雇用システムの形成」(第3節) | 【第12回】 | 戦時期④財政・金融システム(第4節) | 【第13回】 | 戦時期⑤戦時・戦中の都市と農村(第6節) | 【第14回】 | 戦時期⑥戦時期のアジアと日本(第7節) | 【第15回】 | 戦時期のまとめと期末試験 |
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