Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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柔道整復基礎臨床実習2(Basic Clinical Practice of Judo therapy 2) 前川 和人
2年 通年 専門分野必修 1単位
【柔整・通年】 19-1-1856-5106

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

 付属臨床実習施設(帝京豊里台接骨院、帝京八王子接骨院)を使用した臨床実習で、実習は5~6人の班で実施します。前期にオリエンテーション、事前講習を行い、臨床実習の目的、現場での実習生としての行動についてレクチャーします。1年次の見学実習で培った知識、実習生としての立場を理解し、2年次ではより柔道整復師に近い位置で臨床経験をします。帝京八王子接骨院では、スポーツ外傷例を多く見ることで、一般外傷とスポーツ外傷の治療方針の違いにも注目して実習します。八王子へは夏季・春季休みを利用して付属施設に宿泊(3~4泊)を伴った滞在型の実習となります。この授業ではDP4に関する知識、技能を修得します。

2.
授業の到達目標

 2つの付属接骨院での実習を通して、それぞれの接骨院の機能、役割の違いを観察し、より柔道整復師に近い位置で実習体験することで、新たな発見、関心、魅力を実習を通して習得することができる。また、実習生同士のコミュニケーションを図りチームワークを高め接骨院業務に貢献できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

 臨床実習評価表にによる実習評価、臨床実習レポートの記載内容により総合的に評価します。毎回の臨床実習レポート評価時に臨床実習教員によるカンファレンスでフィードバックを行います。

4.
教科書・参考書

臨床実習事前講習会のオリエンテーション時に資料配布します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

 事前準備として、医療人としての身だしなみ、心構えを確認し臨床実習生にふさわしく備えます。事後学習では実習で体験、得られた情報をまとめ、臨床実習レポートに活用できるようにします。これら予習、復習にはそれぞれ約90分を費やしてもらいます。

6.
その他履修上の注意事項

 臨床実習は事前に振り分けられた班ごとにスケジュールに沿って実施します。実習日を欠席した学生は決められた予備日に振替えを行い、確実に実施してもらいます。実習日数が足りない場合は単位を取得できません。詳しくはオリエンテーション時に説明します。

7.
授業内容

【第1回】
 オリエンテーション①:柔道整復基礎臨床実習2の目的、スケジュール、実習の進め方について説明します。また、身だしなみのチェック、心構えについてレクチャーします。
【第2回】
臨床実習1/新規患者の対応法(初診から処置に至るまでの一連のながれ)について
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第3回】
臨床実習2/再診患者の対応法(2回目、3回目以降の対応の違い)について
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第4回】
臨床実習3/骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷の処置の流れについて①/症例分析Ⅰ
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第5回】
臨床実習4/骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷の処置の流れについて②/症例分析Ⅱ
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第6回】
臨床実習5/骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷の経過観察法について
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第7回】
オリエンテーション②/帝京八王子接骨院臨床実習の説明(交通手段、宿舎の利用方法、接骨院への行き方、食事について他)をします。
【第8回】
臨床実習6/スポーツ外傷について(発生機序、種類等)
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第9回】
臨床実習7/スポーツ外傷の種類(スポーツ別)について
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第10回】
臨床実習8/スポーツ外傷と一般外傷の取り扱いの違いについて
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第11回】
臨床実習9/スポーツ外傷の症例①/症例分析Ⅰ
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第12回】
臨床実習10/スポーツ外傷の症例②/症例分析Ⅱ
 復習・まとめ:実習内容をテキストに記入、まとめる。
【第13回】
豊里台シンポジウムに参加します(7月最終日曜日)。
【第14回】
公益社団法人栃木県柔道整復師会主催学術講演会に参加します(7月中旬)。
【第15回】
公益社団法人栃木県柔道整復師会主催学術講演会に参加します(10月中旬)。