2019年度
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コンピュータと音声や文字などを使って対話をし,あたかも人間と対しているかのように,必要な情報を取り出し,問題を解決するシステムを構築するための理論と要素技術について学びます。具体的には,対話システムの構成要素やアーキテクチャについて理解するとともに,そのための基礎的知識として対話のモデル化についても学びます。また,対話システム実装のための標準や技術について実例を交えて学習します。さらに,実際に対話を収録し,分析を行う演習を通して,対話処理に関する理解を深めるとともに,対話分析・対話システムに関する論文を読み,最新の研究動向をキャッチアップします。本授業は,DP1と関連します。
(1)対話システムを設計するために,人間のコミュニケーションの定式化手法を理解し説明ができること(2)現状の音声対話システムの基本的な構成およびメリット・デメリットについて説明できること
授業中のミニレポート・演習課題・レポートにより評価する。演習課題・レポートの成績が60%、ミニレポートを40%として総合して判定します。
教科書はありません。LMSに毎回の授業資料を掲載します。参考書は下記の通りです。河原達也, 荒木雅弘, 知の科学 音声対話システム, オーム社, 2006.石崎正人, 伝康晴, 言語と計算3 談話と対話, 東京大学出版, 2001.磯崎秀樹, 東中竜一郎, 他, 自然言語処理シリーズ2 質問応答システム, 2009.その他,講義内で適宜紹介します。
授業資料を事前に公開するので,そこからキーワードを抽出し,参考書などを利用して,そのキーワードの解説をまとめ,翌週の授業開始時に提出してください。この作業には1時間程度かかります。授業の最後に,ミニレポートを出しますので,締め切り日までにLMSより提出してください。これの作業には約2時間を要します。