Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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国際経営論 II 郭  四志
選択  2単位
【経済】 17-1-1110-1688-08

1. 授業の概要(ねらい)

 経済のグローバル化が急速に進み、日米欧多国籍企業が「世界の工場・世界の市場」化されつつある中国を中心にし展開し、中国、インドなど新興多国籍企業も台頭し対外進出を加速している。このように国際経営、企業の国際化、多国籍企業の主体が様々多岐にわたっている。
 グローバル化を加速し、企業活動が国際化になっている今日、単純な国内企業活動のみが市場に対応しきれなくなっている。むしろ、企業は競争に勝ち、企業優位性を実現するために、国籍を問わず最適な事業場所を選び、国際経営・生産活動を行なう。

2.
授業の到達目標

 国際経営及び日本企業の海外経営に関する基本知識を身につけ、問題の把握力・的確な分析力を養う。

3.
成績評価の方法および基準

 授業内試験(テキスト・ノート持込み可)

4.
教科書・参考書

 テキスト:郭 四志『日本の対中国直接投資』明徳出版社
 参 考 書:吉原 英樹『国際経営』(3版)有斐閣
  配布プリント

5.
準備学修の内容

 テキスト・参考文献を予習・復習してほしい。

6.
その他履修上の注意事項

 講義の内容にそって、よく理解し、それをその都度参考文献・新しい情報・データによって補ってほしい。
 国際経営論Ⅱも履修するように。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 国際経営に関する視点とポイント
【第2回】
 企業国際化の諸形態・プロセス
【第3回】
 企業国際経営諸形態・プロセスの選択
【第4回】
 多国籍企業の理論(1)
【第5回】
 多国籍企業の理論(2)
【第6回】
 米欧企業の国際化の特徴
【第7回】
 米欧企業の国際化のケーススタディ
【第8回】
 中国など新興多国籍企業台頭
【第9回】
 中国企業の国際化特徴および海外事業のケーススタディ
【第10回】
 日本企業の対中国事業の展開における新しい問題点・課題
【第11回】
 日本企業の対中国事業の展開のリスクと対応
【第12回】
 日本企業と中国企業などの企業のアフリカ・海外地域における事業リスクと対応策
【第13回】
 日本型経営・生産システムの国際移転・普及
【第14回】
 多国籍企業の国際比較と今後の企業の国際化の行方
【第15回】
 まとめ・テスト