Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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比較経済発展史特講 I 廣田  功
選択  2単位
【経済学専攻】 17-1-1110-1865-06

1. 授業の概要(ねらい)

 近現代の経済発展史のさまざまな歴史的画期を取り上げ、同一の画期に分類される事象が国によって異なる制度や形態をとって現われることを明らかにする。そのために経済発展に関する理論とともに、重要な歴史的画期に関わる出来事について代表的な事例を比較検討する。

2.
授業の到達目標

 経済発展の捉え方に関するさまざまな理論と経済発展のさまざまな歴史的画期を取り上げ、同一の歴史的現象が国によって異なった姿をとることを学ぶことによって、経済発展を具体的・歴史的に捉える見方を身につけ、今日の資本主義経済の危機について理解を深める。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点4割と学期末のテスト(レポートの場合もある)6割で評価する。

4.
教科書・参考書

 講義の中で紹介・指示する。

5.
準備学修の内容

 良く予習して講義に臨むこと。

6.
その他履修上の注意事項

 講義は質疑応答を含めながら進めるので、積極的に質問すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 比較経済発展史とは何か
【第2回】
 イギリス資本主義発達史の特徴
【第3回】
 アダムスミスと経済発展
【第4回】
 フランス資本主義発達史の特徴
【第5回】
 サン・シモンと経済発展
【第6回】
 ドイツ資本主義発達史の特徴
【第7回】
 リストと経済発展
【第8回】
 後進国の経済発展理論
【第9回】
 工業化と銀行制度
【第10回】
 工業化と企業形態
【第11回】
 工業化と経済政策
【第12回】
 第二次産業革命の比較史
【第13回】
 大企業体制の比較史
【第14回】
 世紀転換期の社会問題とそれへの対応―イギリス
【第15回】
 世紀転換期の社会問題とそれへのち応ーフランスとドイツ