Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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開発社会学 II 森 時彦
選択  2単位
【社会】 17-1-1110-3401-04

1. 授業の概要(ねらい)

 この講義では、中国の伝統社会が近代化していく開発のプロセスを学ぶ。イギリスの産業革命にはじまる近代工業化の波が中国に押し寄せ、伝統的な農業社会を工業社会に変えていく諸相を考察する。

2.
授業の到達目標

 中国の近代化を日本の近代化と比較しながら検討し、その特質を明らかにすることで、現在の中国社会がかかえる課題を解明する。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(40%):出席状況と小テストにより評価する。
 定期試験(60%)

4.
教科書・参考書

 テキストは使用しない。授業中、適宜プリント資料を配布する。

5.
準備学修の内容

 小テストは、前回講義の中に出てきたキーワードについて説明をもとめるので、毎回授業の後、ノートをしっかり読み直しておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

 プリント資料はその都度一度しか配布しないので、毎回出席すること。やむをえず欠席する場合は、友人に確保を依頼しておくこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 光緒新政
【第2回】
 在華紡の進出
【第3回】
 日中関係の変貌
【第4回】
 辛亥革命
【第5回】
 中華民国の誕生
【第6回】
 北洋政府
【第7回】
 第一次世界大戦の影響
【第8回】
 中国民族工業の黄金時期
【第9回】
 日本の資本輸出
【第10回】
 戦後恐慌
【第11回】
 中国近代化の転換点
【第12回】
 世界恐慌の影響
【第13回】
 農村恐慌の拡大
【第14回】
 第二次世界大戦
【第15回】
 まとめ