Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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演習 II 茅野 英一
必修  2単位
【経済】 17-1-1110-3743-02

1. 授業の概要(ねらい)

 私たちの生活に最も身近な公共サービスを提供しているのが、地方公共団体であり、この地方公共団体の財政活動が地方財政である。
 この演習では、私の地方財政の実務経験を踏まえて、公務員志望者にとっても有意義なものとなるように、我が国の地方財政をテーマにして、演習での発表や討論、ゼミ論集への掲載論文の執筆などを通して、我が国の地方財政が抱える様々な課題について学んでいく。

2.
授業の到達目標

 ゼミ論集掲載論文の作成のために、単独あるいは共同で調査、学習、発表し、論文を作成することによって、地方財政について理解を深めるとともに、我が国地方財政についての分析能力を高めること、ゼミ論集掲載論文の作成・発表などのプレゼンテーション能力を涵養することを目標とする。

3.
成績評価の方法および基準

 演習に出席することは最低限の義務であり、ゼミ論集掲載論文の作成、中間報告、討論への参加、交流会などのゼミナール活動への参加状況などに基づいて総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 テキスト:神野 直彦・小西 砂千夫『日本の地方財政』有斐閣 2014年10月(2,000円+税)
 参 考 書:地方財務研究会/編集『六訂 地方財政小辞典』ぎょうせい 2011年7月(3,700円+税)
 その他の参考文献については随時紹介していきたい。

5.
準備学修の内容

 ゼミ論集掲載論文の作成に必要な課題に関する文献の内容紹介、論点の明示、論点について調査した内容の紹介等々についてプレゼンテーションができるように十分に準備して演習に臨むこと。

6.
その他履修上の注意事項

 春学期の演習Ⅰとの連続履修することが参加の前提である。また、毎回の出席は、参加学生の最低限の義務である。
 なお、私が担当する地方財政論Ⅰ、Ⅱも併せて履修することを強く要望するとともに、公務員を志望する学生、積極的に討論に参加する学生を歓迎する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 各自の作成するゼミ論集掲載論文のテーマについて候補をあげ、それについて調べる。
【第3回】
 論文のテーマについて文献検索を行い、候補を絞り込む。
【第4回】
 自分の選んだ論文テーマについて発表する。
【第5回】
 ゼミ論文作成計画を作成する。
【第6回】
 ゼミ論文の文献調査を行う。
【第7回】
 ゼミ論文の文献調査を行う。
【第8回】
 ゼミ論文の骨格を作る。
【第9回】
 ゼミ論文の中間発表会を行う。
【第10回】
 ゼミ論文の執筆を行う。
【第11回】
 ゼミ論文の執筆を行う。
【第12回】
 ゼミ論文の執筆を行う。
【第13回】
 ゼミ論文を完成させる。
【第14回】
 ゼミ論文を提出し、発表を行う。
【第15回】
 まとめ