Web Syllabus(講義概要)

　「日本経済入門」という科目は、経済学部の教育科目のなかでは「経済学部入門科目」と位置づけられ、１年生のときに履修すべき科目とされています。現実の経済が直面する複雑な課題に取り組む能力を養うために、「日本経済入門」では、日本経済の現状を認識し、世の中を動かす経済活動のしくみについての理解を深め、社会全体をとらえる視点を身につける内容の科目とします。経済学をこれから勉強する学生を対象とする科目ですので、まず日本経済の現状に学問的な関心をもってもらうため、全国紙に掲載された経済関係のニュースを紹介し、そのニュースの背景などを解説します。アクティブ・ラーニングの考えかたを取り込んだ授業とします。つぎに、経済活動のしくみを理解する一助として、経済活動の担い手であるさまざまな企業がどのような活動を展開しているのかについても、入門的に説明します。政府や自治体の経済活動、労働者の働き方等は随時紹介します。

　日本経済の現状を認識し、世の中を動かす経済活動のしくみについての理解を深め、社会全体をとらえる視点を身につける能力を身につけます。

　出席を重視します。配点は、出席点３点×15＝45点、学期末試験55点です。

　毎回、新聞記事のコピーを配布します。教科書や参考書は必要に応じて授業中に指示します。

　経済関係のニュースを日ごろから注視しておいてください。また経済関係の用語を調べるよう心がけてください。

　黒板に板書する形で授業を進めます。各学生は、私の講義を聞きながら、講義ノートを作成してください。