Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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金融政策論 II 佐々木 俊彦
選択  2単位
【経済】 17-1-1110-4141-04

1. 授業の概要(ねらい)

 金融政策と金融市場・実体経済の相互作用のメカニズムを学びます。金融政策は一般的に分かりにくいため、金融市場の構造や金利の決定プロセス等基本的なレベルから始めたいと思います。それを基礎にして、中央銀行の役割を学びます。後期では、金融政策の波及経路、財政・為替政策との関係を整理します。それらを基礎にして、日本銀行の金融政策の変遷、非伝統的金融政策の分析・評価等を行いたいと思います。

2.
授業の到達目標

 中央銀行の金融政策の意図および金融市場・実体経済への影響を自分なりに理解できること。

3.
成績評価の方法および基準

 授業中の小テストの合計点をベースに評価します。テストでは漫然と出席するだけではなく、授業の内容をきちんと理解したかを問います。出席率も参考にします。

4.
教科書・参考書

 日本経済新聞は毎日読む習慣を身につけること。 
 参考文献:日本銀行のインターネット・ホームページ
      『日本銀行の機能と業務』 日本銀行金融研究所編 有斐閣

5.
準備学修の内容

 第2回以降の授業については、上記テキストの指示した箇所を予習してくる事が必要です。

6.
その他履修上の注意事項

 金融政策論Ⅰを合わせて履修することが望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 金融政策の波及経路(1)-データ分析
【第2回】
 金融政策の波及経路(2)-期待の役割、時間軸効果
【第3回】
 金融政策の波及経路(3)-市場とのコミュニケーション
【第4回】
 金融政策と財政政策(1)
【第5回】
 金融政策と財政政策(2)
【第6回】
 金融政策と財政政策(3)
【第7回】
 日本銀行の政策の変遷(1)
【第8回】
 日本銀行の政策の変遷(2)
【第9回】
 日本銀行の政策の変遷(3)
【第10回】
 日本銀行の政策の変遷(4)
【第11回】
 日本銀行の政策の変遷(5)
【第12回】
 非伝統的金融政策とその評価(1)-効果とリスク
【第13回】
 非伝統的金融政策とその評価(2)-効果とリスク
【第14回】
 日・米・欧の中央銀行にみる金融政策の課題-出口戦略など
【第15回】
 まとめ