1. |
授業の概要(ねらい) |
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社会人になればコミニュケーション能力(特に双方向の口頭による伝達能力)が求められます。実務では、自ら調べ、熟考・資料を作成し、上司や顧客にプレゼンテーションを行い、質問や意見に相応の応答ができるようになることが必要になります。この一連の対応が不十分であれば、たとえ某トップ大学トップ学部でも「使えない」と見なされ、逆にプレゼンテーション能力が認められれば「有能な人材」という評価となります。1年という短い期間でありますが、当ゼミは学生が「有能な人材」になるために訓練することを主たる目的とします。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)グループ学習ならびにゼミ全体でのプレゼンテーション能力を、社会人1~2年生の「有能な人材」のレベルまで集中的に身に着ける。 (2)下記の教科書・参考書に加え、最新データの分析、日本経済新聞や経済誌などから最新情報を収集し討論の材料とすることができるようになる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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上記2の到達目標との相対評価。勿論、失敗による減点主義は決してとらず、積極的な参加度合いに基づく、加点主義に則って評価します。積極的な参加がみられなければ、不合格とします。
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4. |
教科書・参考書 |
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企業金融グループの教科書:砂川伸幸『コーポレート・ファイナンス入門 【第2版】』、日経文庫、2017年1月 日本経済グループの参考書:伊藤元重『経済大変動』、PHPビジネス新書、2017年1月
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5. |
準備学修の内容 |
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グループによるプレゼンテーション準備。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・プレゼンテーションに向け、意欲的な姿勢でのぞんで欲しい。 ・企業金融グループは、春学期と同様の輪読、プレゼンテーション。 ・日本経済グループは、各自もしくは小グループ毎に自主的にテーマを設定し、秋学期中に最低4回のプレゼンテーションを行うこと。 ・次の各回の授業内容は、企業金融グループの計画例を記載する。日本経済グループは、夏休み中に自主的に計画を立て、秋学期第1回に発表、提出すること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション、春学期のFact Findingの復習 | 【第2回】 | 以下は、企業金融グループの計画。 コーポレート・ファイナンスへの招待 | 【第3回】 | 資本コストと資金の流れ | 【第4回】 | リスクとリターン、企業の資本コスト | 【第5回】 | 資本コストを求める、CAPM、WACC | 【第6回】 | 現在価値とキャッシュフロー | 【第7回】 | NPV | 【第8回】 | IRR | 【第9回】 | プロジェクトに順位をつける | 【第10回】 | 企業の資金調達と投資行動、資本構成と企業価値 | 【第11回】 | 法人税とデフォルト・コスト、資金調達の方法 | 【第12回】 | 企業の利益還元と配当政策 | 【第13回】 | 自社株買いと株主価値、配当政策の動向 | 【第14回】 | ケース・スタディ | 【第15回】 | ゼミ活動の感想、反省:各自スピーチ |
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