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授業の概要(ねらい) |
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経済史は、過去に起こったさまざまな経済現象を研究する分野です。 過去に起こったこと(歴史)を知っていれば、似た事態が現在や未来に起こった場合に参考にすることができます。 また、現在当たり前だと思っていることも、過去にはそうではなかったかもしれません。 経済史Ⅰ・Ⅱでは、経済史を研究する意味を考えたうえで、コーディネーション(資源配分)とモティベーション(動機づけ)の2つの視点から過去の経済現象を概観します。 経済史Ⅱでは、テキストの第6章から第8章までを扱います。
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2. |
授業の到達目標 |
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過去の経済事象が経済学的な考え方によってどのように説明されるかを知り、コーディネーション(資源配分)とモティベーション(動機づけ)の2つの視点から歴史をとらえることができるようになる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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期末テスト(80%)に加え、授業中に数回、リアクションペーパーの提出(20%)を課します。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書 岡崎哲二(2016)『コア・テキスト経済史 増補版』新世社。
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準備学修の内容 |
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【予習】 指定した教科書の次回の授業範囲を事前に読み、どこがわからないかを確認しておくこと。 【復習】 その週のうちにレジュメや授業中にとったメモを読み返しておくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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5回をこえて欠席した者は試験を受けることができませんので注意してください。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | 生産組織Ⅰ:工場と企業(1) 産業革命 | 【第3回】 | 生産組織Ⅰ:工場と企業(2) 「ボスたちは何をしているか?」 | 【第4回】 | 生産組織Ⅰ:工場と企業(3) 「見える手」の革命 | 【第5回】 | 生産組織Ⅰ:工場と企業(4) 生産・流通組織の選択 | 【第6回】 | 生産組織Ⅱ:奴隷制・地主制・問屋制(1) 奴隷制 | 【第7回】 | 生産組織Ⅱ:奴隷制・地主制・問屋制(2) 地主制 | 【第8回】 | 生産組織Ⅱ:奴隷制・地主制・問屋制(3) 問屋制 | 【第9回】 | 前半の復習 | 【第10回】 | 金融取引と制度(1) 金融システムの歴史 | 【第11回】 | 金融取引と制度(2) 金融システムと経済発展 | 【第12回】 | 金融取引と制度(3) 「関係融資」の光と影:19世紀ニューイングランドの銀行システム | 【第13回】 | 金融取引と制度(4) 「関係融資」の光と影:戦前日本の「機関銀行」 | 【第14回】 | 金融取引と制度(5) 資本市場の発達と資本取引のガバナンス | 【第15回】 | 後半の復習、授業内試験 |
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